ラストメール2 ~いちじく白書~

バーチャルメール対応ドラマ 第3弾!!

10月15日(木)スタート

毎週木曜 よる11:00~11:30 放送

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ストーリ

第5話「真夏のシャッター」(2月4日放送)

第5話「真夏のシャッター」 第5話「真夏のシャッター」 第5話「真夏のシャッター」 第5話「真夏のシャッター」

一希(中村優一)の携帯電話に若くして命を落とした女の子からのメールが届く。「私は城戸夏美と言います。渡せなかった手紙を届けてほしい…」
数年前、夏美が女子高生だった時、クラスメートのいじめを受けていた。コンビニでアイスクリームを買い、レジで「温めてください」と言わされた時、その店の店員は何も言わずにアイスをレンジで熱し、店の外で笑って見ていたいじめる側の女子高生にぶちまけたのだ。「お前らくだらねぇよ」 夏美が礼を言うと「おまえもだよ。なに、言いなりになってんだよ」とたしなめた。
夏美はその時の店員が忘れられず、自分の思いを書いた手紙を届けてほしいと頼んできたのだ。
一希と静果(中村静香)はまずはそのコンビニ店員を探し、ようやく目当ての男性・兵藤信吾を見つけ出す。一希たちは兵藤のアパートを訪ねる。今は郵便配達員をしている兵藤だが、話の途中で突然不機嫌になり、一希と静果を追い返してしまう
一希はなんとか兵藤に手紙を読んでもらおうと、何度も訪ねるが兵藤は拒否し続けた。そんな中、とあるポストの脇に花を供え手を合わせている兵藤を目撃する一希。一希と静果が過去の新聞記事を調べると、その場所で結婚間近の若い女性が木に登って転落し亡くなっていたことを知る。静果は男同士なら聞き出せるかもしれないと、一希ひとりを兵藤のもとへ向かわせた。
一希が兵藤のアパートを訪ねると、兵藤は問わず語りに木から落ちて死んだ彼女のことを話し始めた。兵藤がカメラマンとしての夢を抱いていたころ、彼女と東京で出会い、恋におちた。やがて一緒に暮らすようになったが、カメラマンとして芽がでず故郷に帰ってきた。その女子高生と出会ったのはおそらくその頃だ。兵藤は、同棲していた彼女と結婚することを決め、郵便局で地道に働く道を選んだ。ところがそんなある日、縁日の夜に些細なことで喧嘩をし、彼女はひとりで帰る道で木にひっかかった風船をとるために木に登り転落してしまったのだ。以来、悲しみと後悔にさいなまれている。そんな自分には誰かの遺言めいた手紙に触れる余裕はない、と兵藤は一希に言うのだった。その時、一希の携帯に夏美からメールが届く。「たった3行なので、読んでほしい」
一希は封を開け、兵藤にその3行の手紙を読んで聞かせた。「あなたに貰った勇気のおかげで明日が来るのが楽しみになりました。/今はまだほんの少しだけど、私もあなたのように誰かに勇気を与えられる人になります。/どうぞ、いつまでもお元気で」 一希は兵藤が彼女との最後の夜に撮った写真を現像してみましょうと提案する。
翌日、兵藤は田舎道の一角で路上の写真展を開いた。兵藤が撮り貯めたさまざまな写真。その中には、兵藤にしか撮ることのできない、結婚するはずだった彼女の怒り顔の写真があった。
「前に進まなきゃな」兵藤はそう言って、空を見上げシャッターを切った。

その夜、一希の携帯に天国の祖父からメールが届く。「実はお前の母親は生きている」・・・驚きを隠せない一希。

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