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#96

「扉の向こうは別世界、55年目のBAR」(東京都世田谷区)

東京・世田谷を走る、路面電車「世田谷線」。
路線の駅のひとつ「松陰神社前」には、今も昔ながらの商店街が残っています。
この町の一角にあるのが、知る人ぞ知る、OLD BAR。

今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、
このBARの店主、飯塚徳治(いいづかとくはる)さん、85歳。

昭和30年代、洋酒ブームと共にBARが流行した時代。
飯塚さんは洋酒文化や大人の雰囲気を持つBARへの憧れから、
30歳のとき、世田谷に店を開きました。

以来55年間、年中無休でカウンターに立ち続けてきた、飯塚さん。

扉を開ければ、そこは時代を超越した、別世界・・・。
メニュー、白熱灯、S字型のテーブル、木の壁。
お店の中はすべて、開店当時のまま。
古時計が刻む、55年の時・・・。

55年来変えずに守ってきた、時間と空間。
そこにこめられた、飯塚さんの想いとは・・・?