ミュージアム・ジャーニー

番組の見どころ

 

科学は、教科書だけから教わるものではありません。
かつてダ・ヴィンチが空を飛ぶことを夢見て飛行機を構想したように、また、誰もが月の石に未知なる宇宙の姿を思い描いたように、科学は子供にとっても大人にとっても、想像力や知的興奮を呼び起こす魔法である。
  「ミュージアム・ジャーニー」の行き先は、イタリア、ミラノ。
ミラノは、ルネサンスの時代、万能の天才といわれたレオナルド・ダ・ヴィンチが活躍した街である。画家としてあまりにも有名なダ・ヴィンチ。だが、ダ・ヴィンチが特別なのは、絵画や彫刻といった芸術的な作品以外に、実に異例のおびただしさで、美的な制作物を生み出していることだ。それは、「ダ・ヴィンチの手稿」と呼ばれるもので、現存する手稿はおよそ6,500ページ。それは、メモや備忘録、計算、他人の文章の引用、観察記録、スケッチ、デッサンなどで埋め尽くされ、その内容も、人体の解剖研究、幾何学、軍事技術、建造物、測量図、様々な機械、鳥の飛翔に関する研究など、あらゆるテーマに及ぶ。ダ・ヴィンチが「万能の天才」と呼ばれる所以でもある。ダ・ヴィンチは、大芸術家であると同時に、天才的技術者だった。ミラノには、そのダ・ヴィンチの名前を冠したミュージアムがある。ミュージアムの正式名称は、「レオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館」。今回、博物館を訪ねるのは、うじきつよしさんとミラノ日本人学校の子供たち。

子供たちは、レオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館をくまなく探検しながら、ダ・ヴィンチのデッサンをもとにした模型の数々に触れ、ダ・ヴィンチの考えた機械の仕組みに興味津々。
ダ・ヴィンチの知恵に驚くことの連続である。 さらに、この博物館には、ダ・ヴィンチ以外にもイタリアの長い歴史と豊かな文化を背景に生み出された1万点を超える科学・技術に関する展示物にも出会える。歴史上価値の高い船や鉄道、自動車、飛行機といった大型展示物、そして、イタリアが生んだノーベル賞受賞者マルコーニが発明した無線機をはじめとする通信技術の展示など。イタリアで一番大きな、科学技術のことなら何でもある博物館なのだ。

また、今回の番組の特色として、ミラノの『レオナルド3』というダ・ヴィンチ研究グループが、現代の技術を使って分析、解明した成果を利用し、かつ彼らが制作した分かりやすいCG映像を駆使してエンターテインメント性を兼ね備えた演出を行う。