南極日和
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ストーリー

【2013年4月17日】 #133「1万年の時をかける研究者」

1991年、第33次隊で女性として2人目の南極観測隊員に選ばれた原田尚美さん。古海洋学者の彼女の仕事は、海底の痕跡から過去を明らかにし、将来の環境を推測することでした。通常は手のかからない海底の堆積物の調査も、南極では勝手が違いました。厚い氷に穴を開けたり機材を組み立てたりと、かなりの重労働だったとか。南極の海の豊かな生態系はいつからできたのか・・・?失敗の許されない重圧の中、原田さんが見つけたおよそ1万年前の痕跡。現在では北極にフィールドを移し、研究を続ける原田さんの原点を伺います。