3月27日(金)・3月29日(日)再放送

ストップ温暖化「一村一品」大作戦

今回のリンク

一村一品運動…それは各市町村が一つの特産品を育てる事により地域の活性化を図ること。
しかし、今回の一村一品は、ストップ温暖化!!
日本各地で地域の創意工夫を活かした温暖化防止の取り組みが行われています。地域ならではの優れたチャレンジを日本全国へ発信することで、私達が身近に出来る温暖化防止の取り組みが見えてくるかもしれません。
●「一村一品」大作戦 全国大会
2年目となる今年は全国から1100件を超える応募があり、各地域の審査を経た47都道府県の代表が一堂に会しました。
一団体4分という制限時間の中で取り組みのプレゼンテーションを行います。そのパフォーマンスと事前の提出書類の内容を元に5人の審査員により各賞が決められます。
●取り組み事例(1) 徳島県代表
名物、阿波踊りは、毎年およそ130万人もの人が賑わう一大イベント。開催期間中に出るごみも膨大な量になります。
そこで会場内の数箇所にゴミステーションを設置し、9つにものぼる分別回収やリサイクルを推進。
資源ゴミ回収によって生まれた資金で苗木を購入し、植樹も行っているのです。
●取り組み事例(2) 長野県代表
シーズン中およそ130万人のものスキー客が訪れる白馬村ですが、温暖化の影響なのか、年々雪が少なくなっており、スキー客も減少傾向にあるといいます。
そこで、去年10月、白馬村の7つのスキー場が一体となり、「エコスキー場宣言」を発表。レストランなどから出る廃食油を回収しシャトルバスの燃料に利用するなどのエコを推進しています。
●全国大会 最優秀賞
京都府代表の雲ヶ畑(くもがはた)中学校。この地区は林業が盛んなところで、中学校では間伐材の有効活用を考え、地域住民や林業事業者の協力のもと、5年前から教室の暖房を薪ストーブで賄っています。さらに太陽光発電や風力発電を利用し、教室から出る二酸化炭素をおよそ80%削減したのです。
●取り組み事例(3) 静岡県代表
掛川市のNPO法人「WAKUWAKU西郷」2年前から古紙回収活動を行い、去年3月、古紙の売却金や国の補助金などを利用して地元の小学校に太陽光発電設備をプレゼントしました。この取り組みは地元住民の古紙回収の意識の高さや企業の協力、さらには行政の補助金など人と人との繋がりが支えているのです。
●今回のゲスト
ストップ温暖化「一村一品」大作戦審査委員のマエキタミヤコさん。
各地域の「一村一品」の温暖化防止の取り組みの紹介やその重要性について詳しく解説していただきます。