4月10日(金)・4月12日(日)再放送

仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進

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ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と私生活のバランスをうまく保つこと。近年、日本の「労働」を取り巻く環境は、「働きたいのに働く場がない」「仕事が忙しすぎて生活に豊かさがない」など非常に厳しいものとなっています。こうした状況が働く人々への将来への不安や、豊かさを実感できない大きな要因として社会の活力の低下や少子化・人口減少を引き起こしているのです。
●ワークライフバランスの現状
様々な形でワークライフバランスに取り組む企業も増えてきています。しかし、去年内閣府が行った調査では、仕事と生活のバランスをとりたいと思っている人が大多数を占めていますが、現実は仕事中心の生活になっている人が多いという結果になっています。
●大手企業の取り組み
全国に750以上の店舗をもつ、ユニクロでは、多くの店長がハードワークとなる中、長い間、既婚女性の店長は不在でした。
そこで2004年、「女性活躍推進プロジェクト」を発足。原則8時間勤務・土日公休を実施し、見事成功。現在では30人以上の既婚女性の店長が誕生しました。
●中小企業の取り組み
中小企業の経理・総務などの管理業務を請け負う㈱インデックスでは社員25人の中小企業ですが、去年7月にワークライフバランス支援制度を制定。これにより従業員の作業効率が上がり、私生活も充実したといいます。
●今回のゲスト
東京大学社会科学研究所教授の佐藤博樹さん。
ワーク・ライフ・バランスの取り組みの重要性について詳しく解説していただきます。