「社会に広がる暴力団追放運動」
(11月19日(月)・11月25日(日)放送)

◎今回のお客様は?
警察庁暴力団排除対策官の貴志浩平警視長。暴力団対策についてわかりやすく解説していただきます。

◎ららぽーと横浜の取り組み
今年3月にオープンした大型商業施設「ららぽーと横浜」では暴力団からのみかじめ料の要求や物品の納入などを一切受け入れない体制作りのために「暴力団排除協議連絡会」を設立。施設にある全284店舗が加盟し、研修会などを行うことで、暴力団に対する恐怖感を和らげ、その排除に務めています。

◎飲食店経営者の取り組み
川崎市を拠点に、数店舗の焼肉店を経営する宮本照夫さんは飲食店を営業してから42年間、暴力団追放の営業方針を貫いています。店の営業をめぐり、因縁をつけられ、嫌がらせや暴力を振るわれたことも度々。しかし、その後も暴力団に屈することなく営業を続けたことで、その実績が世間に広まり、全国からの講演依頼が殺到が殺到しています。

◎暴力団による被害者の取り組み
堀江ひとみさんは22年前に暴力団抗争による巻き添いで一人娘のまやさんを亡くしました。多くの暴力団被害者が泣き寝入りするケースが多い中、堀江さんは組長を相手取り裁判を起こし、勝訴。その資金を元に、「暴力団被害救済基金」を設立し、暴力団排除の後押しをしています。全国で数々の講演会もこなしています。

◎暴力団対策法とは
平成4年に暴力団対策法が施行。これは犯罪行為に至らない暴力団の行う各種の不当な要求行為についてその行動を規制し、従わないものに対しては処罰するという新しい法律。これにより、警察が素早く対応することが可能になりました。

◎各種相談機関
暴力団による被害にあった場合は警察、弁護士、各都道府県の暴力追放運動推進センターに相談することで早期問題解決が可能になります。

◎今回の番組のナッ得!レベルは?

当選者発表
あおき みさと 福井県 
えんどう としひで 岩手県 
おの みつぐ 長野県 
しもの みさこ 愛知県 
たなべ けんご 兵庫県 
とごろ いさむ 神奈川県
とだか のぶよし 長崎県 
まつぐま やちよ 千葉県 
みま ひろし 兵庫県 
むらかみ かつとし 岐阜県