ネイチャースペシャル 愛しき日本の犬物語 -犬と人との絆をはぐくむ故郷の風景-

ネイチャースペシャル 愛しき日本の犬物語 -犬と人との絆をはぐくむ故郷の風景-

お知らせ

【放送日時】
2017年1月23日(月)よる7:00~8:54再放送

番組概要

日本の各地には、様々な人と犬との暮らしがあります。 かつては狩猟など日々の暮らしを支える存在でもあった日本犬。人と犬との関係は、長い歴史を重ねて形作られた生活文化のひとつです。今回は日本各地に生きる日本犬の姿を取材。
その秘められた能力、強さ、美しさなどともに、「人と犬」が織りなす絆の風景を描きます。四国犬の故郷は高知県と徳島県の県境の険しい山間部。
猟師の岡山さんが猟犬の四国犬と共に体を癒すのが、名滝として知られる轟の滝の渓流です。四国犬がセラピー犬として活動していると聞いて三重県松坂市へ。
この四国犬は、非常に主人に対して忠実な猟犬だった為、その能力をかわれてセラピー犬として活躍している姿を追います。

日本で一番の人気犬と言われるのが、柴犬です。柴犬の故郷の1つ長野を訪ねます。
白馬に近い小川村の柴犬の母娘は夕方に“特別の散歩道”を辿ります。急な裏山を登っていくと、北アルプスを望む“絶景の展望台”にたどり着くのです。
日々の“散歩道”には地域それぞれの普段着の素晴らしさ、日本の美しさがあります。
柴犬の魅力に迫ります。
日本の犬が世界的に注目されたのは、あのヘレン・ケラーと秋田犬との出会いでした。
秋田犬はいかなる時でも主人を仕えるけなげさに惹かれたヘレン・ケラーは、秋田の巡査から譲り受けアメリカへ連れて帰りました。
その後ヘレン・ケラーから巡査宛の手紙には、秋田犬を通じた日米友好の絆が記されていました。その他にもプーチン大統領と秋田犬とのエピソードや戦後GHQが本国へ持ち帰った秋田犬が、今ではアメリカンアキタというブランドとして人気を集めています。
山梨県南アルプスの麓には、元々狩猟犬だった甲斐犬がいます。
斐犬は、現在ではシカや猿から畑を守る犬として活躍する一方、野山を果敢に疾走する能力をかわれ、災害救助犬としても活躍しています。
  日本の犬と日本人との絆は、一万年も前から培われてきたと言われています。

縄文時代の日本の犬は小型犬でしたが、弥生犬は一回り大きい現在の日本の犬の中型犬に近いと言われています。
番組では気性の激しい紀州犬と猪との狩りの訓練の様子、山岳地方に育った長野の川上犬と小学生たちの絆、凛とした北海道犬の勇姿などを紹介。
愛らしい仔犬も登場します。
故郷に生きる日本犬の姿と日々の暮らし。
そこには、「ヒトと犬の絆」「普段着のニッポン」が見えてきます。