BS朝日

番組表
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    番組概要

    全国各地の「魅力あふれる産業」を通して、地域の歴史や文化・人々の英知や営みを学び、日本の技術力・地方創生への道・温かいコミュニティー、生きるヒントを描き出す、教育ドキュメンタリー番組。

    放送内容

    12月21日(金) 午前5:25~5:55放送

    #157「棚田のコメをNYの食卓へ ~長野発!山村農業の再生に挑む若者たち~」

    南アルプスのふもと長野県伊那市長谷。人口1700人余りの過疎と高齢化が進む集落で、2018年春、3人の青年がコメ作りを始めました。耕作放棄地となった棚田を中心に地元の農家から田んぼを借りて、農薬や肥料を使わずコメを栽培。収穫したコメは全てアメリカや東南アジアへ輸出するというのです。

    ユニークなコメ作りを始めたのは農業法人「ワッカアグリ」の社長、出口友洋さん(40)、地元長野県出身の市川滋彦さん(44)、北海道出身で、農薬や肥料を使わないコメ作りを研究してきた農学博士の細谷啓太さん(30)の3人。本格的な農業経験はありません。栽培する田んぼは50枚余り、約4ヘクタールに上り、「コメ作りを通して里山を再生し、ビジネスとしても成功させたい」という強い思いを持っています。

    社長の出口さんは、ハワイや東南アジアの4つの都市に店舗を構え、国産米を専門に輸出する会社の社長です。その経験を活かし、欧米人の健康志向のニーズに合うコメを作りたいと思い、2017年、伊那市長谷の耕作放棄地となった田んぼを借りて、自ら試験的に栽培。収穫した300キロのコメをハワイで1キロあたり2000円という高値で販売したところ、完売しました。ビジネスとしての手ごたえを得て、2018年から本格的にコメ作りを始めたのです。

    とはいえ、コメ作りは初心者。地元の人たちが、見るに見かねて、田植えの準備や水の管理について、アドバイスをしてくれます。中には、毎日のように差し入れをしてくれるおばあちゃんもいます。3人は、そうした地元の人たちの支えもあって秋の収穫を迎えます。果たしてどんなコメができたのでしょうか?