追悼特別番組 大島渚の闘い!

追悼特別番組 大島渚の闘い!

お知らせ

1月15日に逝去された大島渚監督を偲んで、追悼特別番組として「大島渚の闘い!」を放送します。 ※2000年12月に放送したものです。

番組概要

映画監督としてデビュー以来、社会や時代と闘い続ける反骨の男、大島渚。
その闘いの歴史を検証する。

ロンドンで脳出血で倒れて4年、大島渚は辛抱強く病院通いを続けていた。
全ては映画の現場へ復帰するための闘い。
1954年、大島は今は無き松竹大船撮影所で闘いを開始した。旧態依然たる日本映画界に風穴を開けるべく松竹を飛び出し、そして日本を飛び出して「世界のオオシマ」へと飛翔していった。

そして21世紀へ向けて大島の闘いは続いていた。傍らにいるのは40年にわたって同志として大島を支えてきた妻・小山明子。デビュー以来社会や時代と闘い続けた彼の歴史を検証しつつ、ビートたけし、坂本龍一、佐藤慶らがその素顔を語る。

大島渚【映画監督】

1932年、京都に生まれる。
54年京都大学法学部を卒業。同年に松竹大船撮影所に助監督として入社する。59年に「愛と希望の街」で監督デビュー。
以後、「青春残酷物語」「太陽の墓場」を発表し、松竹ヌーベルバーグの騎手として注目を集める。
61年、松竹を退社、独立プロを設立し、次々に話題作・問題作を創る。その後カンヌ映画祭では、76年「愛のコリーダ」が非公式出品ながら最大の話題作となり、78年には正式出品されていた「愛の亡霊」が監督賞を受賞。
その後の「戦場のメリークリスマス」など彼の作品は世界中から熱い視線が注がれている。夫人は女優の小山明子。