テレビエッセー おやじの背中

テレビエッセー おやじの背中

番組概要

もっと伝えたい、家族の絆。
父は子どもによって親になり、子どもは父の背中を追って大人になる。

私たちの心の中には、それぞれ“おやじの背中”があります。
時に怒り、時にそっと励ましてくれたり、うっとうしくもあり、愛おしくもあった“おやじ”。
その背中を、子どもたちはどう受け止め、どう生かしていくのか…
この番組は「お父さんって素敵だなー!」「おやじって頑固だけどカッコいいじゃん!」と思えるような、お茶の間の家族に贈る“おやじたち”からの温かいエールです。
番組ではBS朝日と静岡朝日テレビの共同制作でお送りします。

番組概要

季節のように巡り、繰り返されていく父子の物語をナビゲートするのは、歌舞伎俳優 九代目 松本幸四郎。日本を代表する作曲家・服部良一父子3代、そして国際的演出家・宮本亜門と父との関係を通し、2部構成で「おやじの背中」を描き出していきます。

<第一話> HATTORI 華麗なる“作曲家”一族

『青い山脈』『別れのブルース』など大ヒット曲を世に送り出し、和製ポップスの礎を築いた服部良一。『ミュージックフェアのテーマ』など数多くのテレビ・ラジオ番組のテーマソングを手がけ、オーケストラサウンドのポップスを日本の歌謡界に広めた服部克久。
そして、テレビドラマ『半沢直樹』の重厚感あるテーマ音楽で番組ヒットを支えた服部隆之。三代続く才能溢れる音楽家一家。しかし、そこにあるのは著名な父を持つからこその苦悩だった…。「作曲とは」「おやじの背中とは」それぞれの思いを名曲と共に描く。

<第二話> 宮本亜門 大嫌いだった父へ

世界的な舞台演出家・宮本亜門。「ずっと嫌いだった」という父親との壮絶な葛藤…。
父子をつなぐきっかけとなったのは、偉大な母の死だった。
今では「愛おしくてたまらない」という、宮本亜門の弱くて愛しい「おやじの背中」が初めて語られる。

<番組ナビゲーター> 九代目 松本幸四郎


3歳の時に歌舞伎舞台に立って67年。
若き染五郎時代には、ミュージカルや現代劇の主役を演じ、芸術院賞を受賞するなど数々の賞に輝いた。

歌舞伎界の第一人者にして、ミュージカル界や現代演劇界のトップスター。
日本の文化・芸術に多大な貢献をしたとして、「文化功労者」に認定された。

子供たちは、長女の女優・松本紀保、長男の歌舞伎役者・市川染五郎、次女の女優・松たか子の役者一家である。
また孫の金太郎も歌舞伎の舞台で活躍中。

<ナレーション>
余 貴美子(女優)

<制作>
BS朝日・静岡朝日テレビ