全盲の天才少年ピアニスト ショパンコンクールに挑戦!

放送は終了しました。ご覧いただきありがとうございました。
「鍵盤を叩くタッチと溢れる情感は、“上手い”という域を遥かに超えている。」

────全盲の天才少年ピアニスト・辻井伸行くんの演奏を初めて聴いた作曲家の三枝成彰氏は、驚きを超えて絶句したという。生まれつき全盲でありながらピアノ演奏に類まれな才能を発揮する伸行くんに10歳から密着、カメラはその成長を2500日追い続けた。
2005年10月、伸行くんは、5年に1度ショパンの命日にあわせて3週間にわたってワルシャワで行われるショパン国際ピアノコンクールに出場。過去にここからブーニン、ポリーニ、アシュケナージ、中村紘子といった世界的ピアニストが誕生し、入賞者は一夜にして世の中の注目を浴びる、世界で最難関とされるコンクールである。参加資格は17歳から27歳まで。17歳になったばかり、最年少で挑戦した伸行くんは・・・。
過去7年間にわたる彼の秘蔵映像を通し、母親の子育て、心の葛藤、そしてピアノを通して彼が生きていく道を切り開いてきた姿を描いた感動のドキュメンタリー。
■ CAST
辻井伸行
1988年9月13日東京に生まれる。
生まれてすぐに全盲と判るが、音に対する感覚が非常に敏感であった。
2歳3ヶ月でピアノを弾き始め、4歳より正式に習い始める。
1999年、全国PTNAピアノコンペティションD級で金賞受賞。
テレビ朝日「ニュースステーション」で、天才少年ピアニストとして紹介される。
アメリカ・カーネギーホール、ロシア・モスクワ音楽院ホール等で演奏するなど国際的な場でも活躍中。フランスでは佐渡裕指揮、ラムルー管弦楽団と共演し高い評価を受けている。

ナレーター  近藤サト