砂時計


放送内容
第23話 最後の逢瀬

テスが脱獄して3日、ジョンドはそのまま行方不明。検事局はソウルに合同捜査本部を設置、ウソクが加わることになった。

ジェヒを失ったヘリンは、ミン弁護士や新しいボディーガードの目前で安企部の人間に拉致される。ヘリンを助けたのは陰ながら見守っていたテス。ヘリン拉致と失敗のニュースが検事局に入ると、ウソクはふたりが共にいると確信、捜査の手を伸ばす。別荘でふたりは最後の時を過ごし、ヘリンが眠っている間にテスは去る。翌朝検事局に連行されたヘリンは、ウソクの事情聴取を受け、その場で帳簿を渡した。帳簿は検事部長の手に渡り、引き出しの奥にしまわれる。そして、テスはジョンドを捜し出す。

第22話 罠

1985年2月。自分を助けるためにテスが全財産を失ったと知ったヘリンは、チャン・ドシクに釈放を依頼するが拒否される。イ・ジョンドに奪われた帳簿のコピーを探しあて、それを材料に再度依頼するが、ヘリンを黙らせるようカン室長に命じられたチャン・ドシクは、ジョンドを釈放させ、その仕事を託す。

獄中のテスはジョンドの釈放を知り、ヘリンの身の危険を察して脱獄を決意する。その一方、ヘリンはテスの釈放を信じ、チャン・ドシクと約束した場所に単身で向かう。ジェヒを旅に出し、ミン弁護士の同行も断っていた。だがヘリンを待っていたのはジョンドの部下だった。
拉致されるヘリンを、空港から引き返したジェヒが追う。ジェヒは命をかけてヘリンを守り抜いた。

第21話 逮捕

ヘリンに欺かれ、カン室長やチャン・ドシクを敵に回したテスは危険な立場となった。ヘリンは国外逃亡を勧めるが空港は既に手配されており、テスは逮捕された。10年近く前の、野党の政治集会での暴力沙汰が罪状だ。指示した人物を明かせとの尋問に口を割らないテス。面会に来たウソクにも事情は語らず、ヘリンを頼むとだけ告げた。

ヘリンを訪ね、テスの逮捕がヘリンのカジノ、ユン会長やパク会長、イ・ジョンドに繋がっていることを察したウソクは、光州に戻り緊急拘束命令でジョンドを拘留する。令状なしで拘束できる期限は48時間。その間に立件しなければならない。一方ウソクの妻ソニョンは、ジョンド立件のための証人と共に拉致される。

第20話 策略

光州地方検察庁。ウソクはジョンド立件に向けて、まず建設会社の入札に食い込んでいる暴力団を一掃すべく動き出した。形式的な書類を提出すれば罪に問わないと偽って、暴力団員たちが自ら検察庁に出頭するようしむけた。辞表と覚書、反省文を素直に書いていく彼らを、次々に拘留。
部下達が捕らわれて怒り心頭のイ・ジョンドは、マスコミを抱え込んでウソクを誹謗中傷する記事を書かせた。ウソクは検察局長から捜査中止を命令される。テスは自分の事業や財産を全て売り払い、残りを腹心の部下に分け与え、主な資金は株主のヘアム氏を通してヘリンの手に渡るようにした。何も知らないまま窮地を脱したヘリンは、攻撃に出る。あなたを利用する、というヘリンに頷くテス。ヘリンはテスと結婚すると偽って挨拶に行き、カン室長とチャン・ドシクを油断させ、カン室長の口から出た政治献金の事実を録音し、カジノの営業停止を解かせた。激怒するカン室長とチャン・ドシク。完全に利用されたテスは、呆然とヘリンを見つめるだけだった。

第19話 新社長の窮地

カジノの経営者を決定する投票の日がやってきた。持ち株は過半数に満たないヘリンだったが、投票直前になって大株主のヘアム氏がヘリンにつくと意思表明をした。ヘリンが足を運んで依頼した人物である。ユン・ヘリン新社長が誕生、カジノはヘリンのものになった。
ジョンドは公共事業の入札の談合つぶしで権力をふるう実力者となっている。ウソクは光州の地方検事として着任、ジョンドを送検するための捜査に着手すると宣言し、ベテランのチャン捜査官を筆頭に、刑事課や交通課から腕利きの捜査員たちがウソクのもとへ集結した。チャン・ドシクの忠告や説得にも応じないヘリンを見たカン室長は、手形を操作してヘリンを窮地に陥れる。次の日の午前中までに2億ウォンを支払わなければならないヘリン。さらにカジノは密告によって営業停止。窮地を知ったテスはカジノへ赴くが、父親の死の誤解が解けないヘリンは、テスに一方的に別れを告げる。テスは弁解もせず、ヘリンへの想いをぶつけて去っていった。

第18話 検事の妻

検事長が姪のシン記者と共にウソクの下宿を訪れる。イ・ジョンドが手配を解かれて光州に戻ったこと、ウソクが休暇扱いになっており光州の検事局に異動になることを告げにきたのだ。シン記者はウソクに結婚を申し込むが、ウソクは下宿の娘ソニョンを気にかけている。
一方ジョンドは、故郷の光州から着々と基盤を広げ、全北を支配下におさめていた。テスはスロットマシン協会の実質的リーダーとして新社長に就任、ユン会長の後釜として表舞台に立つが、気が進まない。株主総会の投票に向けて、ヘリンは株主ひとりひとりを訪ねて自分に投票してほしいと依頼するが、首を縦に振る株主はいない。ソニョンの父が危篤の折、臨終の床でウソクはソニョンに結婚を申し込む。ソニョンの父を送った後、ウソクとソニョンは質素だが友人たちに温かく見守られて結婚式を挙げた。テスは参列はできなかったが、親友の結婚式を陰ながら祝福していた。

第17話 ヘリン対テス

テスやジョンドと同級生だったことでユン会長事件から外されたウソクは、上層部に政治的圧力がかかったことを察して、検事長に辞表を提出。戒厳軍として光州事件に関わった自分には、検事の資格がないと告白する。
下宿の娘ソニョンの父の病気が悪化、ウソクはソニョンに付き添って病院へ駆けつける。ヘリンは父の葬儀を終え、遺されたカジノの経営権を取得するため株主総会に出席する。ヘリンの社長就任に株主達は猛反対し、望ましい新社長としてパク・テスを担ぎ出す。裏ではチャン・ドシクが動いていた。思わぬ再会に衝撃を受けたヘリンは、2週間後に投票で新社長を決めると宣言するも、自分の持ち株だけでは過半数に満たない。そんな中、チャン・ドシクに呼び出されてテスとの和解を求められたが、父の死の原因がテスにあると誤解したままのヘリンは拒否。最後の切り札として、父の帳簿を貸金庫に取りに行くが、帳簿は何者かに奪われてしまう。イ・ジョンドはチャン・ドシクの力で指名手配を解除され、故郷の光州で再出発することになった。

第16話 転落

ユン会長召喚という衝撃のニュースが全国に広まる中、ヘリンは担当検事であるウソクに会いに行くが、冷たく追い返される。カン室長の妨害で政治的根回しも失敗、万策尽きたユン会長はヘリンに助けを求め、事業の後を継がせた。さらに、裏金の流れを明記した帳簿をネタにカン室長を脅す。だが、カジノにも自宅にも捜査の手が伸び、ユン会長は窮地に陥る。
ヘリンは政治的陰謀で父が嵌められたこと、パク・テスも関わっている可能性があるとをミン弁護士から聞き、衝撃を受ける。ユン会長は裏帳簿を持って記者会見を開く。だがマスコミにも圧力がかかり記者は誰一人、会場にやってこなかった。ユン会長は、誰もいない会場で心臓発作を起こし倒れる。
父の最期に立ち会えなかったヘリンは取り乱し、ジェヒに押さえられる。
葬儀に参列するチャン・ドシクやテスに冷たい視線で応えるヘリンだった。

第15話 会長召喚

パク・スンチョルのカジノ開店式に父の代理で出席したヘリンは、そこでテスと再会するが、ほとんど口も聞かずに別れる。そんな折、パク・スンチョルが交通事故で死亡。事故がジョンドの指示だと知ったユン会長はジョンドを解任する。
ウソクは、パク・スンチョルはユン会長と対立関係だった人物で、事故は偽装との密告を受ける。テスが部下に密告させたのだ。タイヤ痕から事件の可能性があると考え立件、交通事故を起こした運転手を証人喚問する。ウソクは社会部記者のシン・ヨンジンから、ジョンドの背後にはユン会長がいることを聞く。またカンの仮名口座にジョンドの秘密口座から大金が振り込まれていることが調査によって明らかになり、ウソクは決死の思いでユン会長を召喚することを決意、意外にも検事局長はあっさり認可した。ウソクは検察が何者かに利用されているのではないかと疑いを持つ。一方、潜伏中のジョンドはユン会長召喚の新聞記事を見て、自分の身が助かったことを知った。さらにジョンドはユン会長の唯一の弱みであるヘリンを拉致しようとするが、ジェヒに阻まれる。

第14話 テスの逆襲

チャン・ドシクに力添えを依頼したテスは事務所をかまえ、政治集会妨害や債権の取り立てなどの汚れ仕事を請け負う。ヘリンは夜はカジノ、昼はウエイトレス、さらには株の売買で金を稼ぎ、父親への借金を完済。だが、ヘリンは取り憑かれたように働き続ける。
チャン・ドシクは権力を持ちすぎたユン会長を陥れるための策略を練る。手始めにテスに指示してジョンドのパチンコ店を奪わせた。テスの背後には退役軍人で元政治家のパク・スンチョルがいることを知ったジョンドは、早速パクに取り入ろうとするが失敗する。
研修を首席で終えたウソクは、検事として熱心に仕事を始めた。昼夜を問わず働くウソクが下宿に戻ると、ソニョンは遅い夕食を出して甲斐甲斐しく世話をする。
ユン会長はカジノのある巨大リゾート地を建設すべく準備中、そんな折り建設中の土地に隣接する西部ホテルにパク・スンチョルがカジノを開くと知らせが入る。ユン会長は早速、カン室長とチャン・ドシクに面会するが、そこでテスをパチンコ店新社長として紹介され、自分が陥れられたことを知った。

第13話 訣別

兵役を終えたウソクは、新しい下宿で司法試験の準備を始める。下宿の大家は病床の父を抱えたソニョン。刑期を終えたテスは仲間のもとに顔を出すが、実業家然としたジョンドはそっけなく、テスに金包みを渡して追い払う。ジョンドの力で出所できたと考えていたテスは、ジョンドこそが自分をハメた人物だと悟る。
婚約者と共に渡仏する兄を見送ったヘリンが帰ると、家の前ではテスが待っていた。もう会えないと告げ指輪を返すヘリンだったが、久しぶりに再会したふたりは電車に乗り、海へ向かう。テスは「強い男になる」と決意し再び指輪を渡すが、ヘリンはテスが眠っている間に指輪を置いて姿を消す。
ヘリンはユン会長の傘下のカジノで、身分を隠したままディーラーとして勤め始める。一方ジョンドに対抗する昔の仲間を集め始めたテスのもとには、かつての敵達も集結した。猛勉強の甲斐あって司法試験に合格したウソクは、テスから祝福を受けるが、ふたりの住む世界は全くかけ離れてしまった。

第12話 見えない先行き

父が病のため休暇を取って里帰りをしたウソクは、光州事件で民間人に銃を向けたことを悔い、司法試験を諦めて実家に戻りたいと告白する。だが、父と弟に猛反対される。そしてその夜、ウソクの父は息を引き取った。最期を看取ったウソクは、父の悲願であった検事になることを再度決意する。
イ・ジョンドは今やユン会長のもとで、スロットマシン店を仕切っている。肩書きは部長だが、チャン・ドシクから更に野望を持てと言われる。ヘリンはジェヒの運転でテスに面会に行くが、叶わず涙を流す。その夜ユン会長に、家を継ぐ決意をしたと話し、二度と会わない約束でテスを外に出して欲しいと依頼する。
三清教育隊のテスは、チョン・インジェからボスのノ・ジュミョンと共に脱走してくれと依頼される。
3人は夜に紛れて脱走を試みるが、インジェは収容所内で犠牲となり、足を折ったジュミョンも自ら投降、残ったテスも検問で捕まってしまう。

第11話 地獄

テスが送られたのは、三清教育隊。罪状は死刑もありうるA級の次に重いB級。そこで受ける「浄化教育」の実情は、終わりのない暴力と過酷すぎる訓練だった。テスはかつて敵対していた組織のチョン・インジェとそのボス、ノ・ジュミョンに再会する。
ヘリンは軍のウソクを訪ね、テスの収容先を探して欲しいと頼む。
ウソクはヘリンとテスが婚約し、そのためにユン会長の指示でテスが三清教育隊に送り込まれたことを知った。上官に頼んで収容所を調べたウソクは、テスのあまりの姿に愕然とし、テスを出すために、信念に反して裏金を積むことも辞さないと決意した。その資金はヘリンがユン会長から借金をして作った。
だがテスはかつての大ボス、ノ・ジュミョンに対する軍のあまりの仕打ちに激怒し軍人に暴力をふるったため、ウソク達の工作も無為になり、収容期間が延びてしまう。

第10話 テスとヘリン

大学へ行ったヘリンを待っていたのは、かつての仲間達の冷たい視線と拒絶だった。傷ついたヘリンは一人、バーで泥酔する。店員と揉めるヘリンを、店を仕切るテスが発見し家に送り届けようとするが、ヘリンが住所を言うわけもなく、仕方なくホテルに泊まらせる。眠るヘリンの横で店に電話をしたテスは、ヘリンの出自を知る。翌朝、事情を知ったヘリンはテスのもとを去ろうとするが、テスは後を追いかけ、2人はお互いに恋心を抱く。
だが、店に戻ったテスとヘリンをジェヒが待っていた。
一方に的に竹刀で殴られるテス。ヘリンはテスを助けるため、自分の婚約者だと告げる。ユン会長の反対にも関わらず、家を出てテスと2人で暮らし始めたヘリンだったが、ユン会長は娘を家に戻すため、テスの処分を弁護士に依頼、弁護士はジョンドを使い、テスはジョンドの差し金で軍に捕らわれ、ヘリンは家に戻される。

第9話 心の傷

警察の容赦ない尋問で心身共にボロボロになったヘリンは、チャン・ドシクや父の力で釈放される。ヘリンは部屋に閉じこもったまま廃人のようになってしまうが、ジェヒの叱咤激励で目の輝きを取り戻す。
ソウルに戻ったテスのもとに、休暇中のウソクが訪れる。再会を祝うテスとウソク。珍しく酒に酔い羽目をはずすウソクだが、光州にいたことをテスに告げることはできなかった。
一方、度重なる不義理で組織を追い出されることになったイ・ジョンドは、チャン・ドシクに依頼してボスのイ・ソンボムら組織の幹部を逮捕させる。厳しい尋問に耐えるソンボムたち。
テスは黒幕のジョンドを締め上げるが、組織のためを思って放免する。
ユン会長はカジノの認可を得るため、チャン・ドシクの紹介で政治家のカン室長に献金を始める。

第8話 光州事件・後編

光州に続く道は軍隊によって封鎖され、光州は孤立していた。
テスとジンスは市民軍として、光州の外に事件を知らせに行くことを志願する。光州の外では、ウソクの部隊が待ち伏せしており、市民軍と遭遇して激しい銃撃戦になる。ウソクの同僚も命を落とし、ジンスも被弾。激しい銃撃戦の中、ウソクはジンスを担ぐテスの姿を見る。
テスはジンスを連れて光州に戻るが、ジンスは命を落とす。
ジンスの母は次男のミョンスクまでこの事件で失ってしまう。
港町、海女の家に居候するヘリンは、その家の娘に密告されて警察に連行されてしまう。
ヘリンを待っていたのは容赦ない尋問だった。

第7話 光州事件・前編

とある港町にたどり着くヘリンは、知り合った海女の家に居候する。
ヘリンは新聞で光州事件のことを知る。
ウソクの部隊は光州に派遣され、鎮圧を命じられる。街に戦車が走り、空には軍用ヘリが飛ぶ。学生を強制連行する軍隊。ウソクは民間人を武力で鎮圧することに抵抗を覚え、上官に反発する。
テスとジンスは、街の惨状と軍の横暴を目の当たりにして衝撃を受ける。テスはソウルに戻ろうと進言するが、市外電話は切断され、バスターミナルは軍に占拠されていた。病院には女や子供まで血まみれで運ばれてくる。テスは病院で輸血を募る活動をする。ジンスは自分の母が軍人に頭を殴られ、想い人がデモで命を落とすという事態に、自ら戦う意志を強くする。
テスはジンスの母の事を思いジンスを止めるが、市民軍として銃をとることを選んだ。

第6話 激動する時代

ソウル、紡績工場で女性労働者たちの立てこもり事件が起きる。
労働者達は野党に助けを求めるが、与党は武力で強制的に鎮圧すること決定した。
その武力鎮圧をチャン・ドシクに依頼されたのが、イ・ジョンド。
テスは反対するが、ジョンドに頭を下げられて仕方なく指揮を取る。
工場で、テスはヘリンと出会い助けたが、ヘリンは「権力のイヌ」とテスを罵った。テスの弟分のホン・ジンスが組織をやめて、故郷の光州で母親の食堂を手伝いたいと言う。ジョンドはジンスに制裁を加えるが、テスはジンスに金を渡して見送った。
1979年与党の金泳三が除名され、釜山と馬山で金泳三を指示する学生達と軍隊が衝突、1980年朴正煕暗殺事件が起きるなど、激動の時代に入っていく。学生運動も激化する中、ヘリンも一斉逮捕に巻き込まれるがジェヒに助けられた。仲間達と違う境遇にいることを実感し、疎外感を覚えたヘリンはそのままバスに乗ってひとり旅に出る。
1980年5月、テスは光州のジンスを訪れる。
折しも光州事件が勃発、軍隊ではウソクの部隊が光州に派遣される――。

第5話 それぞれの道

家を出たヘリンをユン会長の指示で陰から見守るジェヒ。
ある日、ヘリンと学生運動の仲間たちが当局に連行されヘリンの下宿も家宅捜索される。ヘリンはユン会長の娘であることから特別に釈放された。これを機にウソクはヘリンが韓国一の資産家の娘と知り衝撃を受ける。ウソクは下宿に戻ったヘリンに、ヘリンの出自を知ったこと、司法試験に失敗したこと、学校を休学して軍隊に行くことを語り、別れを告げた。
一方、テスのボス、イ・ソンボムはしばらくソウルを離れるという。
ソンボムは留守の間、テスをはじめ手下達に重要な役割を与えるが、イ・ジョンドには何も指示しない。憮然とした顔のジョンド、ソンボムはテスにジョンドは危険だと警告する。
地元に戻ったウソクを待っていたのはテス。テスは司法試験の日のことを謝罪する。
父とテスに別れを告げてウソクは入隊、ソウルに派遣されることになった――。

第4話 3人の友情

学生などによる民主化運動が激化するソウル。
タクシー運転手のアルバイトをしながら司法試験の準備に余念のないカン・ウソクのもとへ、パク・テスが訪ねてくる。
テスはちょうど帰宅したユン・ヘリンに出会い、明るく豪快な彼女に興味を抱き、意気投合する。
テス、ウソク、ヘリンの3人は、友情を深め楽しい時間を過ごした。
一方、イ・ジョンドは、チャン・ドシクからノ・ジュミョンのカジノを奪うよう示唆される。ジョンドは、ボスであるイ・ソンボムが留守の間にテスのアイディアだとかたり、部下を動員してカジノ襲撃の手配をつける。
襲撃直前にそのことを知ったテスは、ジョンドに撤収命令を出すが、ジョンドに頼まれて仕方なく協力する。
奇襲は成功するが、テスは次の日からノ・ジュミョンに追われることになる。

第3話 パパ助けて

1972年秋。高校生のユン・ヘリンは、韓国有数の資産家の父ユン・ジョエン会長、母、兄と幸せに暮らしていた。
折しもヘリンの誕生日、パーティの最中に母が突然胸を押さえて倒れてしまう。同じ頃、ユン会長はあらかじめ部下に指図し、武力で脅してチョン氏のカジノを奪わせていた。チョンは恨みに思って、娘ヘリンを拉致し人質にとる。だがユン会長は、「娘は嫁に出したものと諦める」と屈することがない。病床の母はそのことを聞き、危篤状態に陥る。
一方、囚われのヘリンの味方となったのが、チョンの手下のペク・ジェヒである。
救出されたヘリンを待っていたのは母の死。ヘリンは父を憎むようになる。
数日後、ジェヒがユン会長を訪れ、部下として働くことになった。

第2話 気の強い女

1976年春、ソウル。カン・ウソクは法学部の大学生。
ウソクは大学で気の強い女学生ユン・ヘリンと知り合い、次第に親しくなっていく。常に金に困っているように見えるヘリンに、ウソクは高給の家庭教師のアルバイトを彼女に譲って、自分はタクシーの運転手のバイトを始める。
1968年秋。ウソクは農業を営む父カン・マンソクと母、弟の4人家族である。ウソクは幼い頃から神童として名高く、勉強熱心だった。
土地の売却にひとり反対しているマンソクは、冤罪で警察に捕らえられる。罪の免除と引き替えに、マンソクは泣く泣く土地を売る。
マンソクは息子ウソクに大学の法学部に進んで判事になって、弱い人々を助ける立場になれと語る。
住み慣れた土地を離れることに涙するウソクは、父の言葉を心に刻み込むのだった…。

第1話 テスとウソク

1976年春。パク・テスとイ・ジョンドはイ・ソンボム率いる組の一員である。イ・ソンボムはチャン・ドシクの仲介である政治家に会う。
野党である新韓民主党の全党大会をつぶすため、イ・ソンボムの手を借りたいというのだ。政治の世界には関わらないという主義のイ・ソンボムだったが、仕方なくテスをはじめ手下たちを手配、暴力で全党大会をつぶすことに成功する。
ジョンドはテスやソンボムと違い、秘かに政治に野心を抱いていた…。
1973年、テスはカン・ウソクやイ・ジョンドのいる高校に転校してきた。テスの母は女手一つ、遊郭を経営しながら生活を支えていた。
ケンカに強いテスだが、母を助けるためにも勉強して身を立てることを決意、学年トップのウソクに勉強を教えてくれるよう頼む。ウソクはテスの真剣な態度に心を動かされ、ふたりは親友同士になっていく。