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    #117

    熱中ゲスト:漫画家 ちばてつやさん

    漫画家 ちばてつやさん

    ボクシング漫画「あしたのジョー」など数々のヒット作を描いてきた漫画家のちばてつやさんをゲストに迎える。満州で育ち6歳で終戦を迎えた。その後 命がけの引揚げを経験したちばさんの戦争の記憶。そして、デビューから60年、多くのファンに愛される作品の魅力と代表作「あしたのジョー」に込めた熱い思いをうかがう。

    ちばてつやの世界

    高校在学中の17歳でデビューしたちばさんは少女漫画誌で経験を積み、少年漫画の世界へ飛び込んだ。そして「ハリスの旋風」、「おれは鉄兵」、「のたり松太郎」などのユーモアと人間味溢れる作品で人気を集める。ちばさんの作品の主人公はやんちゃで活動的な少年が多い。その理由とは。そして、ちばさんの苦手なジャンルが大人の男女の恋愛もの。なぜ苦手になってしまったのか。そこには91歳で亡くなった母の存在があった。さらに60年来の親友で漫画家の松本零士さんが、ちばてつや作品の魅力を語る。

    「あしたのジョー」に込めた思い

    ボクシングに懸ける少年の壮絶な青春を描いた ちばさんの代表作「あしたのジョー」。
    原作は日本を代表する漫画原作者・梶原一騎、累計2000万部を記録した少年漫画の傑作だ。中でも話題になったのが、世界チャンピオンとの試合の後に、主人公・矢吹丈が力を出し尽くして“真っ白な灰のように”座り込む最終回のラストシーン。連載当時、ジョーは死んだのか生きているのか、論争になった。この伝説のラストシーンはどのように生まれたのか。そこにはちばさんが込めた “思い”があった。さらに連載開始から間もなく50年が経とうとしている作品が、今なお愛される理由をちばさんが語る。

    漫画の“原点”と命がけの引揚げ

    ちばさんが生まれてすぐ満州に渡ったちばさん一家。
    6歳で終戦を迎えるが、その後一家は父の親友の中国人に匿われる。屋根裏部屋から一歩も外へ出られない不自由な暮らし。退屈する弟たちにちばさんは絵を描き、自らが作った物語を語って聞かせた。この経験が漫画の“原点”だったという。その後、引揚げ船の出る葫蘆島へ向かった一家だが、その道のりは壮絶なものだった。そんな命がけの引揚げでちばさんが見たものとは。そして、戦争への思いもうかがう。

    意外な!?プライベート

    現在78歳のちばさんのプライベートでの楽しみが、近所の方々と集まっての楽器演奏。独学でマスターしたというウクレレを弾いている。番組では、週に一度の楽器演奏が行われているちばさんの自宅を取材。そこには大勢の友人と共に演奏を楽しむちばさんの姿があった…。ちょっと意外なプライベートに迫る。

    カルチャーランキング
    「あしたのジョー」連載開始 1968年の流行ランキング

    「あしたのジョー」の連載が開始され、多くの若者の心を掴んだ1968年。
    この年、日本ではどのようなカルチャーが流行していたのか…音楽・映画・書籍の人 気ランキングを時代の出来事と共に振り返る。
    高度経済成長の一方、泥沼化していたベトナム戦争を背景に、全国で学園闘争が拡大。
    社会の明暗が交錯していた時代だからこそ、受け入れられたカルチャーの共通点とは。

    ちばてつや(本名:千葉徹弥)
    1939年(昭和14年)1月11日、東京築地の聖路加病院で生まれる。
    同年11月に朝鮮半島を経て、1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。
    1945年終戦。翌年中国より引揚げる。
    1950年、友人の作る漫画同人誌「漫画クラブ」に参加。1956年、単行本作品でプロデビュー。1958年「ママのバイオリン」で雑誌連載を始め、1961年「ちかいの魔球」で週間少年誌にデビュー。
    主な作品に「1・2・3と4・5・ロク」、「ユキの太陽」、「紫電改のタカ」、「ハリスの旋風」、「みそっかす」、「あしたのジョー」、「おれは鉄兵」、「あした天気になあれ」、「のたり松太郎」など。
    公益社団法人日本漫画家協会理事長。
    東京都練馬区在住。