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#139

熱中ゲスト:落語家・立川志の輔(後編)

古典落語から新作落語まで…鮮やかな構成、キレのある話し口で聴く人を魅了する落語家・立川志の輔さん。亡き立川談志師匠への感謝、生まれ故郷・富山の魅力もたっぷりと…。初の主演作となる映画「ねことじいちゃん」の製作秘話や、海外旅行にも行くほど仲の良い落語家・春風亭昇太さんが、志の輔さんの“お茶目な一面“を紹介。世界に誇る日本文化・落語への尽きぬ情熱に迫る。

落語を愛した師匠・立川談志が遺したもの

2011年11月に喉頭がんにより他界した立川談志師匠。“落語そのものが人生”だった談志師匠を物語る山手線・高田馬場駅でのエピソードや、志の輔さんの落語観を変えた師匠の言葉とは…。29歳のとき、談志師匠のもとに弟子入りした志の輔さんが、師匠亡き後だからこそ感じる寂しさや後悔、そして日本の文化・落語への情熱を志の輔さんが語る。

社会を切り取る“志の輔作・新作落語の世界”

歴史ものから現代劇まで志の輔さんが作り上げる新作落語の世界。公演の最後に鹿の剥製を登場させたり、落語の合間に、狂言を披露するなど…思いもよらない演出で観客を沸かせている。ダブルブッキングされたママさんコーラスグループと無責任な公民館の職員が巻き起こす騒動劇「歓喜の歌」や、誤って送られたファックスが招いたコミュニケーションの行き違いを描く「踊るファックス」など、社会を切り取る“志の輔作・新作落語“の世界…創作の背景を聞く。

クイズで紹介!ユニークな「富山弁」の魅力

1954年、富山湾に面した漁師町・新湊(現・射水市)で育った志の輔さん。どんなに忙しくても、毎月欠かさず富山で公演を行い、「富山弁」で落語を披露している。そんな志の輔さんにちなみ、今回、富山県民が選んだ「好きな富山弁ランキング」をクイズ形式で紹介。「やわやわ」「あいそんない」「まめなけ」「きのどくな」「だいてやる」…鴻上・進藤の珍回答に志の輔さんは失笑。あたたかく、ユニークな富山弁の使い方を志の輔さんが伝授する。

ねこと共演!?初の主演映画「ねことじいちゃん」

2019年公開予定の映画「ねことじいちゃん」で、志の輔さんは映画の主演に初めて挑戦する。演じるのは、妻に先立たれ、ネコと気ままに暮らす70歳の元校長。監督を務めるのは、世界で活躍する動物写真家・岩合光昭さん。「はいカット!」の掛け声と同時に監督が褒めるのは、「ねこ」だったと撮影当時の様子を楽しく振り返る。

春風亭昇太さんが語る“海外旅行秘話”

5歳年下ではあるものの、落語家入門は志の輔さんより先輩の春風亭昇太さん。実は2人、一緒に海外旅行にも行くほど仲良しで、これまで中国、インドネシア(バリ島)、カンボジア、キューバなど数多くの国を訪問したそう。そんな昇太さんが志の輔さんの“お茶目な一面“や、”落語への姿勢”を語る。

落語家 立川志の輔

1954年、富山県射水市(旧新湊市)出身。
1976年、明治大学経営学部卒業後、劇団所属、広告代理店勤務を経て、
1983年、立川談志門下入門。
1990年、立川流真打ち昇進。
 
落語に対して様々な表現方法を模索しながら『志の輔らくご』を作り続けている。
新作の創作落語として、パルコ劇場では、演劇的な表現を取り入れ作られたものや、狂言など異なるジャンルとのコラボレーションから作られたものもある。本多劇場では、古典落語の「牡丹灯籠」を赤坂ACTシアターでは、古典落語の「中村仲蔵」を仮名手本忠臣蔵からひも解いて語り、これまでにないアプローチに取り組んでいる。