市長はムコ殿

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ストーリー

第8話  「恋のワナ」

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大将の秘書・半田に恋人ができたという。女性とはまったく無縁、長く続けてきた婚活で恐るべき失敗記録を積み重ねてきた男に、ついに人生の春がやって来たのだ。この吉報に乙女も喜び、秋吉家にその恋人を招くことになる。
半田が連れてきたのは、木下亜由美という地味な印象でバツイチの女性であった。市役所向かいの喫茶店で働いており、客としてやって来た半田と知り合ったという。話してみると、真理はよく覚えていないが、亜由美は真理と同じ高校に通っていたようで、そのことを亜由美はよく覚えていた。テニス部に所属し学園のアイドル的存在であった真理に対し、2年先輩の亜由美は日陰の存在であった。その日はおおいに盛り上がり、半田との結婚式の日取りにまで話が及ぶが、そんな中、真理は亜由美のことをおぼろげながら思い出そうとしていた。
休日。大将一人が留守番となり、家族がそろって外出中に電話が鳴る。出ると、亜由美からであり、大将に会いたいと言う。大将は一人散歩を装って出かけて行く。
その翌日、半田の様子が尋常でない。亜由美が行方不明になったというのだ。喫茶店を急に辞め、携帯電話もつながらない状態。パニック寸前の半田の前で、大将は本当のことを言い出せずにいた。前日、隠れて亜由美と密会していたことを…。 しかし、一通の郵便物によって、家族に休日のことが知られてしまう。大将と亜由美がホテルから出て来て、キスをしているように見える写真が添えられていたのだ。大将は無実を主張するが、この写真は大将が半田の婚約者と浮気していたことを如実に物語っている。真理と半田から攻め立てられ、大将はピンチを迎える。
そこに救世主が現れる。侑希であった。侑希は、大将が亜由美と密会していたホテルのラウンジに偶然居合わせていたのだ。会話も全て聞いていた侑希は、大将の疑惑を晴らした。亜由美には借金があり、それを半田に打ち明けられずに大将に相談していたのだ。さらに、侑希は衝撃の事実を目撃していた。亜由美は大将と別れた後、カメラマンらしき男と会っていたと言うのだ。今回のスキャンダルを捏造(ねつぞう)しようとしている犯人とは。
「亜由美さんは、はじめて希望という灯りをともしてくれた人なんです!」
この状況下でも、半田の亜由美に対する思いは揺るがなかった。それを見た大将は…。