地球ぐるり一周!海底探検~深海で見る“もうひとつの宇宙”~

地球ぐるり一周!海底探検~深海で見る“もうひとつの宇宙”~

お知らせ

【放送日時】
2016年2月28日(日) よる9:00~10:54放送

番組概要

~宇宙と並びもうひとつのフロンティアとしてあげられる「深海」~
「深海」とは 一般に水深200メートル以上で太陽の光が届かない場所のこと。
人類にとって「深海の世界を見ること」は夢でした。しかしここ半世紀ほどの技術革新により多くの深海ロボットが完成。それらの調査により、深海について様々なことがわかってきました。そんな、深海調査で世界をけん引しているのは日本なのです。

深海調査のエキスパート集団「海洋研究開発機構(通称:ジャムステック)は 世界最深の耐圧深度を誇る有人調査船をはじめ数々の深海ロボットや調査船を開発。
番組では、そんなジャムステックが30年以上に及び撮影してきた数々の貴重な深海映像を紹介するとともに、最先端深海調査の舞台裏にも独占取材。「知られざるフロンティア=深海」の魅力を紹介します。

太平洋・大西洋・インド洋そして日本近海で撮影した 深海に住むユニークな深海生物の知られざる生態を初めて捉えた貴重な映像を紹介。これまで見る機会があまりなかった深海の生物たちは、時にモダンアートであり、オブジェであり、映画で見た宇宙人のようでもあり・・・さながら“深海美術館”に来たような光景です。

その迫力に世界が驚いた海底火山 噴火の瞬間映像をはじめ、ジャムステックはこれまで世界中の熱水噴出孔「チムニー」の撮影にたびたび成功しています。すると200~400度の熱水が噴出しているチムニーのすぐ近くに 珍しいたくさんの生物が生きていたのです。

水中写真家・中村征夫が約40年間撮りつづけているライフワークが「東京湾」。かつては工場排水にまみれ「死の海」と呼ばれた歴史のあるこの海に懸命に生きる生き物の姿に「我々は彼らに学ぶべきものがたくさんある」といいます。実はその東京湾には1000メートル級の深海「東京海底谷」が存在します。世界で初めてこの「東京海底谷」の本格撮影に挑んだのはジャムステックが最近開発した小型ロボット「ピカソ」。全長約2メートルの小型探査機が大都会・東京の深海映像をご紹介します。