東日本大震災　復興まちづくり　～村上弘明が見た被災地のいま～

2011年3月11日の東日本大震災から6年―。未曾有の大災害は人々から一瞬で多くの命とまちを奪い去った。しかし被災地ではいま、かつての姿を取り戻そうと、あるいは新しいまちを創るのだと、少しずつではあるが着実に復興が進みつつある。
そこには、重い課題を背負いながらも前を向いて懸命に生きる被災者と、様々な形で支援を続ける 人たちの姿があった―。

現地を訪ねるのは、岩手県陸前高田市出身の俳優・村上弘明。彼のふるさともまた、地震と津波で深刻な被害を受けた。震災後は何度も被災地を訪れ、強い思いを寄せる村上の目に、「復興・まちづくり」の現状はどう見えているのか。そして、懐かしい知人との再会は彼の心をどう揺さぶったのか…。
番組では、村上自身が故郷・岩手県陸前高田市と、宮城県南三陸町を訪れ、「まちづくり」を担う行政・商店街の生の声を取材。さらに、同じく甚大な被害を受けた福島県いわき市の復興の様子も取り上げ、いまだ消えない震災の傷跡の中で必死に戦う人々の姿を追う。
“まち”の復興が進む中、人の“こころ”にも希望の兆しは見つけられたのか?
村上弘明が6年経った被災地のいまを伝える。