日中国交正常化40周年特別番組 日中共同制作 はるかなるシルクロード鉄道 ~中国横断2600キロの旅~

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【西安】~国際都市として繁栄したシルクロードの起点~

シルクロードを走る鉄道の旅は城塞都市、西安から始まる。現在830万人が暮らす、かつての唐の都、長安。シルクロードの東の起点として栄えた街だ。西安駅は、北京や上海などから一日200本以上の列車が発着する、中国有数の巨大な駅として知られる。今回乗り込むのは、蘭州行き列車は西安が始発。先頭車両は「和諧3型」と呼ばれる電気機関車。交流モーター駆動、運転最高速度が120キロ、5000トンを超える列車の牽引が可能だという。

10時56分、18両編成の西安発の列車は定刻に出発。旅の初日は西安から蘭州まで、距離676キロ、所要時間は8時間の列車の旅。ちょうど昼時、食堂車はほぼ満席だった。なんとも食欲をそそる、いい匂いがする。店員のオススメはニンニクの芽と牛肉炒めということだ。キッチンは食堂車の一角、狭いが機能的。燃料はコークス、料理の火力には申し分ない本格的な中国料理中国の農村地帯から、黄土高原へ。黄土高原は、舞い上がった砂漠の土が堆積して出来た土地で、面積は日本の1.5倍もあります。黄河が流れる都市・蘭州到着は夜だった。