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今夜放送:フライブルクのロイポルツさん

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「スタイルブック」 今夜の放送は、ドイツ・フライブルク特集第二弾。フライブルクに暮らすロイポルツ夫妻のライフスタイルに着目しています。

実はロイポルツさん夫妻は私の家族の古くからの友人で、十数年前、私がフライブルクに住んでいた時にもお世話になっていました。お二人と私が初めて会った時の事は今も覚えています。

シャイベンシュラーゲンという伝統的なお祭りが復活するので、夫妻に誘われて家族で行った時の事です。

そのお祭りは山の斜面で行うのですが、15cm四方の木板の真ん中をくりぬき、それを150cmくらいの棒にさして火をつけて振り回し、夜空にむかって飛ばすという変わったものでした。
しかも飛ばす前に一言ジョークというか口上を言わなければいけません。

ひととおり祭のスタッフ(?)が飛ばした後、観客に挑戦したい人はいるかと聞いてきます。

「トオルもやってみない?」
奥さんのウルズラさんにすすめられ、私もやる事になりました。

ただジョークが言えなくて、会場でためらっていた私は何を思ったのでしょうか。
「フライブルク最高!」
そう日本語で叫び、ディスクを飛ばしたみたいです。(みたいですというのは、その瞬間の事だけ全く覚えていないからです)

やがて月日は流れ2008年秋。
今回の撮影でロイポルツ夫妻の家にうかがった時の事。
「そうそうこれ覚えているかい?」
夫のヴォルフガングさんが持ってきたのは、なんと私が飛ばした木板だったのです。お祭りの翌日に山まで出かけ、そして拾った木板を今まで保管してくれていました。

「初めて日本人が、しかも日本語で挑戦したからね」と笑って話す夫妻の姿を見てとても嬉しかったです。

今夜放送のフライブルク特集第二弾もよろしくお願いいたします。

STYLEBOOK ドイツ・フライブルク特集 Part 2
「この街に暮らすということ」
11月1日(土)よる11時30分放送

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