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東京を楽しむ方法

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2月中に「外国人のための東京ガイド」という企画が進行していることもあり、今回のテーマは「東京」。僕のお勧めする「東京を楽しむための本」をご紹介しようと思います。

実は僕、昨年の3月まで約3年間、東京の街を紹介する番組を担当していたこともあり、東京情報には少し自信あり。ちなみに「革のプロダクト」に出演して頂いたオーダーRの木島さんとも、この東京の街番組の取材を通じて知り合ったのでした。

そんな僕がお勧めする「東京を楽しむための本」は、ガイドブックでもなく、ミシュランでもなく、各区の郷土資料館などで発行している、その街のかつての様子を映した古写真を集めた「昔の街の写真集」。(各区によってタイトルが違うので、ここではまとめて「昔の街の写真集」としています。)

特にお勧めなのが、都心の区の写真集。千代田区とか港区、台東区などの昔から栄えていた街がある区の写真集が特に面白い。例えば千代田区なら何も無い頃の丸の内の絵や、昔の東京駅の写真、九段坂が昔はもっと急な坂道だったことなどがわかる。また現在の新橋駅より先のJRの線路沿いは、昔はほぼ海岸線沿いだったことが港区の写真集を見るとよくわかる。さらに台東区の写真集には昔の六区や、焼け落ちる前の五重塔なども掲載。

驚くほど変わった街から、逆に建物が変わっただけで街全体の骨格が全然変わっていないところなど、どの区の写真集も見応え充分です。

こんな写真集を片手に街を歩けば、東京の面白さは倍増。ほとんど全ての区で発行されているので、興味がある方はまずは最寄りの図書館で探してみて下さい。それから、それでも飽き足りないという方は、郷土出版社の「目で見る100年シリーズ」がお勧め。こっちもたいてい図書館に置いてあります。

そんな感じで書いていたら楽しくなってきたので、また近い内に改めて「東京」について書く予定です。それでは。

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