スタイルブック Blog

2009年5月アーカイブ

音の風景

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今、STYLEBOOKでは「サウンドスケープ」を特集する企画を計画中です。

このサウンドスケープとは、カナダの著名な現代音楽作曲家 レイモンド・マリー・シェーファーが提唱したという新しい概念で、サウンドとスケープという言葉からもわかるとおり、音のランドスケープ。日本語にすると「音風景」。

その概念を簡単に言うと、景観 (景色や風景、街並みなど) の中には、目に見えるものだけではなく、耳から聞こえてくる音も含まれているというもの。産業革命以降、機械文明に発達により、本来あったはずの自然が生み出す豊かな音色は失われ、今世界はかつてないほど喧騒の中にいる。サウンドスケープとはそんな現代の音環境に対して警鐘を鳴らし、音環境について深く考えていこうという運動でもあるのです。

そんな訳で、さっそくレイモンド・マリー・シェーファーの著書『世界の調律-サウンドスケープとはなにか』を読んでみたら、なんだか妙にノイズに敏感になってしまい困惑中。特にパソコンが出す音がとても不快に感じてきました。最近なんか調子が悪いのか、僕のパソコンは常にモーターが廻っている様なファンが廻っている様な耳障りなノイズをずっと出す。そんなにボリュームが大きいわけではないのですが、もの凄く不快。

シェーファーの著書『世界の調律-サウンドスケープとはなにか』は、本格的なIT時代を迎える少し昔に書かれたもの。この本の中では特に、パソコンが出す音については触れられていなかったが、ほんの少しの間で世界には新たなノイズが登場している事を痛感しました。僕達を快適にしてくれるはずのものが、同時に僕達に苦痛をもたらすものだなんて、なんたる皮肉な事でしょうか。

そんな事を考えながら、今日も五月蝿いパソコンの前でお仕事する毎日。次の休みには静かな田舎の温泉で、川のせせらぎなんか聞きながらお風呂に入りたい。

子供と行けるレストラン

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いつもは大人世代、特に大人の男性向けの企画が多い STYLEBOOK ですが、ただ今お子さんがいらっしゃるファミリー向けの企画を計画中。その企画とは「子連れレストラン」。

小さな子供がいると、なかなか本格的な料理を味わえるレストランには行きづらい。でも、たまには子供を預けてレストランで夫婦二人の大人の時間をゆっくりと過ごしたい。また本格的なレストランで、家族一緒に楽しい一時を過ごしたい。そんな悩みを抱える未だ小さなお子さんがいらっしゃるファミリー向けの企画です。

そんな訳で、都内と都内近郊の子供歓迎のレストランを調べていたのですが、なかなか良いお店を見つけたので、その中から幾つか紹介。

一つ目は横浜市営地下鉄センター北駅近くの「サクスアベニュー」。
このサクスアベニュー、本格的なフレンチが味わえるお店ながら子供も大歓迎。またなんと言っても嬉しいのが、レストランに併設された託児施設「ピコットクラブ」にお子さんを預ける事も可能なところ。たまには子供を預けて、夫婦二人の大人のディナーやランチを楽しみたいと考えている方に是非お勧めのお店です。

そして二つ目は小田急線の豪徳寺駅近くにある「三輪亭」。
日本では珍しいチロル料理に特化したレストラン。ご主人の三輪さんがチロルでの修行時に在籍していたお店が、子供からお年寄りにまで愛されるお店だった事から、そのコンセプトはお店の看板に「per famiglie(家族のために)」と書かれているように、家族で楽しめるレストラン。そのため、店内はベビーカーでも入りやすい様にバリアフリー設計になっていたり、入口やトイレのドアが大きく開くなど、小さなお子さんがいるファミリーには嬉しい心配りがなされています。
子供が騒いだり、立ち歩こうとするのは当たり前。このお店はご主人の三輪さんが、その時に親が自ら考え、どの様に対処するかを養う場と考えているので、初めてちゃんとしたレストランに子供を連れて行きたいと考えているファミリーには最適なお店です。

今年のGW、高速は大渋滞が予想されるので遠出は控えたいという方、よろしければ是非行ってみてください。

「サクスアベニュー」
横浜市都筑区中川中央1-39-37 TEL:045-309-8100

「三輪亭」
世田谷区豪徳寺1-13-15 TEL:03-3428-0522