スタイルブック Blog

2009年12月アーカイブ

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おそらくこの10年間で最も話題になったテレビ番組『LOST』

一言でいえば「墜落した旅客機の生存者たちの物語」なのですが、そういう設定だけなら映画の『流されて』とか『青い珊瑚礁』とか使い古されたものです。ぼくも最初はどうせそんなドラマの焼き直しでただ主人公が多いだけ、と思っていました。

ところが、ご存知のとおり、そんなものじゃありませんでした。

まずフラッシュバックという手法。現在の物語の途中で、突然登場人物の過去の物語が挿入されます。知らず知らずのうちに、その人物の背景がわかるだけでなく、それが現在の行動にどうつながるかを同時に描くという技です。

そして、不時着した島の謎。、『Xファイル』などを経験していれば、科学的に解決されない謎というものも大して珍しくないけれど、それがB級にならずチープぎりぎりの所でとどまりつつ、なんと数年間解決されず物語をひっぱっています。

製作総指揮はJ. J.エイブラムズ。今年、映画『スター・トレック』を監督。超マニアが多いことでしられる『スター・トレック』ファンたちを見事に納得させました。

で、この『LOST』の最終シーズン(シーズン6)がついにアメリカでは来年の2月から放送開始。ということで、この年末年始のおすすめは『LOST』のDVDシリーズ。今から『LOST』マラソンを始めれば、世界が注目する大エンディングに間に合うかもしれませんよ。

フリーの力

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年末の特集でいろいろな方とお会いして話している時に出た面白いキーワードがあります。それは「フリー」。英語では「無料」と「自由」という意味を同時に持つ言葉です。

たまたま Google や Twitter などのサービスを考えていたら「フリーの力」というフレーズが頭に浮かび、ドキュメンタリー番組にしたら面白いのではないかと考えていたところでした。そのことを取材先の方に伝えたら、今すでに「フリー」そして「フリーミアム」という言葉がバズワードになっていて、それについての本『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』は話題になっているとのこと。不勉強でした。もしかしたら思い浮かんだのは、どこかで読んだからかもしれませんね。

で、この『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』、どんな内容だと思いますか? 読み始めたら、自分が考えていたのとはかなり違う方向の内容ということがわかりました。しかし面白くて刺激的なのは確かです。

年末年始の読書におすすめです。

年明けには、これらをテーマにイベントも企画されているようですが、それについてはまた今度。

Twitter と STYLEBOOK

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12月26日の放送「手のひらの中の未来 〜iPhone アプリケーション」をご覧くださったみなさん、ありがとうございます!

実は放送中ずっと「stylebook」という言葉で Twitter 検索をかけて読んだり書いたりしていたのですが、まさにリアルタイムの意見を知ることができて、とても貴重な経験をしました。

このブログに限らず、色々な方法でみなさんからのお話をうかがいたいと思います。ぜひよろしくお願いします。

@yts @stylebook

進化は始まっている 未来は今である

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16人のスタッフのうち 7人が iPhone ユーザーという、ちょっと異様な STYLEBOOK チームですが、使い方もアプリケーションもバラバラ。それぞれの人がそれぞれの iPhone 観を持っています。今回の企画「手のひらの中の未来 〜 iPhone アプリケーション」はそんなところからスタートしました。

取材でうかがったのは、「大辞泉」がバージョンアップしたばかりの小学館。iPhone/iPod touch を作品ガイドに使っている相田みつを美術館。iPhone アプリをきっかけにプログラムを書かないクリエイターやプロデューサーが世界に進出するのを手助けしているAppliya。全米一位のゲームを創ったパンカク。ARアプリに日本向けのコンテンツを提供するシステム・ケイ(Skype取材)。そして今回の企画のきっかけになる色々な刺激をくださった ITジャーナリストの林信行さん。

お話をきいて思ったのは、この iPhone アプリケーション開発に関わっている方たちが、とてもポジティブであるということ。

ものづくり力が落ちているといわれる今の日本で「アプリケーションを作ることで世界を良くしよう、世界の人を楽しませよう」という気迫が言葉の端々から伝わって来ました。

必ずしも iPhone ユーザーでない方が見ても面白くなるように、という意図もあり、放送ではうかがった話の半分も紹介できませんが、いずれここで追加報告をしたいと考えています。