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2010年のジュネーブサロン

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高級時計ブランドからも、iPhone用アプリが登場!

1月18日から20日まで、カルティエやジャガー・ルクルトなど名門時計ブランドが一斉に新作をお披露目するスイスの高級時計展示会・ジュネーブサロンの取材に行っていました。実は私は番組のスーパーバイザーであると共に、時計ジャーナリストでもあるのです。


ジュネーブサロンを最初に取材したのは1995年ですから、今年で実に16年目。そこでいつも感じてきたのは、名門と言われる時計ブランドの時代を捉えたプロモーション力、イメージ構築力の凄さです。ひとことでいえば、売り込みのうまさ、です。


そんなジュネーブサロンで、時計以外に面白いモノを出してくれたのが、この番組で工場ルポもお届けしたスイスの高級時計ブランドIWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)。何とiPhoneアプリをリリースして、ブースでも公開していました。

 
これが、なかなかに面白い! どんなモデルがあるか。その中に組み込まれたメカニズムの解説から、何とiPhoneのカメラ機能を使って、自分の腕に気になるモデルがどう映えるか、ヴァーチャルにフィッティングできるんです。おまけに日本語で楽しめます。

同様に名門時計ブランドが出しているアプリでは、2009年に登場した、時計の組み立てがゲーム感覚で体験できるジャガー・ルクルトのiPhoneアプリ(英語版)も秀逸ですが、フィッティングできるというアイデアはおそらく初めて。

改めて感心しました。


IWCとジャガー・ルクルトのiPhoneアプリ、どちらも無料ですから、iPhoneやiPod touchをお持ちの方はぜひ試してみてください。


それにしても、昨年2009年のジュネーブサロンはリーマンショックの直後で、誰もがうつむきがちでしたが、インタビューしてみると今年は名門ブランドの経営者たちは、かなり元気で強気。ホントに、彼らが言うように景気が回復するといいんですが。


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