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結婚式ビデオで奮闘中

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クリスマスやお正月に家族や友人とビデオをたんまり撮ったという方は多いことと思います。みなさん撮影したビデオはどうされていますか? 最近は一般のビデオカメラもハイビジョンが多くなり、また編集用ソフトも簡単でよいものがたくさん出ているので、最終的に配るDVDのラベル印刷まで含めてプロ並みの作品を作られる方も多いでしょう。

映像を本業にしているぼくたちにとってはそこがちょっと悩みの種なんです。やはりみんなからの期待が大きい。「普通の人」以上にウケるものを作らなければ行けない...。



実は今週の土曜日に大学時代の友人の結婚式があるのですが、式で流すビデオの編集を頼まれ、年末年始はひたすら悪戦苦闘してました。

まずビデオにするには素材(写真)が足りなかったので、年末に渋谷のスクランブル交差点でロケを敢行。ただ、街宣車に阻まれたり、また予想以上に人が多くなかなかうまくいきません。仕事のロケと変わりませんね。

なんとかロケは終了させていざ編集をと思ったのですが、次は曲選びが難航。

当初、EnyaのOnly Timeとかを使おうと思っていたのですが、よくよく歌詞の訳をみると、「恋人がいなくなって」とか「ため息がでる」とか...。この曲ダメじゃん! おめでたい式で流すにふさわしい曲調と歌詞を持つ曲って意外に選択が難しいことがわかりました。

さらに編集作業にも困難が。
結婚式ビデオ向けに特化された編集ソフトもありますが、そこは「プロとして」使いたくない。で、今回は motion というアプリケーションを使ったんですね。これがまあ...操作がわからない(苦笑)。そりゃそうですよ、映画まで作れるようなプロ用ソフトなんだから(ふだんはほとんど Final Cut Pro というアプリケーションで編集してます)。何でまた時間がない時に限って新しいことをやろうとしちゃうんでしょうかね。しかし、こういうせっぱつまった時の方が意外にソフトの使い方を覚えるのも確かなんです。勉強勉強。


なんとなく形になるまで1週間近くかかったわけですが、満足いくものが出来たと思います。
で、さっきスタッフに見せてみたら「...まあ、いいんじゃないの、でもテロップの位置が下すぎてプロジェクターによっては出ないかもね」

そんなところにもトラップがあるのか! 今、Macintosh の前で悩んでいます。


とはいえ、ふだんは実際に番組を観てくださるお客様の顔を見ることができない仕事ばかり。今回の結婚式ビデオのような生のリアクションを目の前で体験できるのは、とても楽しみです。


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