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親バカ年賀状をデザインする?!

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あなたは年賀状出しましたか?
 
個人情報保護法の影響で会社や学校の名簿が作られなくなったり、
メールの普及でわざわざ年賀状を書かなくても...という世代が多くなったり。
小栗旬のCFのようにわざわざ「年賀状出したいので住所を教えて」とまで
手間をかけて、年賀状を出したいとは思わない人が多い筈。
日本郵便の発表によると平成22年の年賀状の総発行枚数は約39億枚とか。
年々、減少傾向にあるそうです。
それでも、国民1人当たり平均30枚程度になるのだから、習慣というのは凄い。
 
...という前置きはこれくらいにして。
 
御多分にもれず、私も今年、年賀状作りました。
もう、思いっきりやってしまいました。
いわゆる「親バカ年賀状」。
 
昔から絶対に真似はするまい!と心に誓っていたタイプの年賀状。
 
子どもの満面の笑顔。
しあわせそうな家族のスナップ。
そして、更にペットの写真。
 
間違いなく、見る人が見れば、バカだと思われる類のやつ。
 
でも。
告白します。
 
そういうのって作ると意外と楽しいんです。
子どもの写真を撮るために、一張羅を着させて近所の公園で大撮影会。
そのあとMacintoshに向かって、ああでもないこうでもないとデザイン。
自分の写真は髪の毛が薄くなっているのを悟られないようなやつをチョイス。
勢い余って相手によってデザインのトーンを変えちゃったり...。
 
丸々一日かけての大仕事。
 
一体なんのため?
いや、わかりません。
 
でも、もしかしたら「理想の家族像」をデザインしているのかも。
 
年賀状は、その性質として「前向き」で「幸せ」なメッセージを書くもの。
決して「子育てに悩んでます」とか「夫婦喧嘩が絶えません」とか、
そういう類のものでなく「幸せな家族」をアピールするもの。
一年に一回の年賀状制作は、自分の理想の家族のイメージを膨らませながら
デザインするから、面白いのかも。
 
ちなみに、子どもが産まれてから2回目の今年の年賀状は、昨年に比べて、
子どもの写真の面積が大きくなって、写真も3枚に増えました。
これは、子どもへの親バカ度が増した事の証。
 
そう考えると、逆に、友達から受け取る「家族写真入りの年賀状」を見る時も、
その家族の「理想の家族像」が想像出来たり、意外な力関係を垣間見れたり
して面白いのです。
 
というわけで、どんな親バカな年賀状にもデザインするには、作り手の意思が反映されているという「STYLEBOOK」的な落ち?にしようかと思いましたが、多少強引でしたね。
 

お詫びに?!親バカっぷりに徹するために、
年賀状で使った愛息の写真をアップします。
(実物よりもかなり可愛く映っています。
これを撮るために 何枚シャッターを押した事か・・・)
 
というわけで、世の中の森羅万象をデザインとスタイルで切り取る「STYLEBOOK」は、2010年もいろんなものを取り上げます。
 
そして、このブログでは、制作スタッフがいろんな面白い物の見方を提案していきますので、是非、御愛読ください。
 
そういう私はブログでは今後も引き続き「子育て真っ最中の親バカ」の視点で書いて行きたいと思います。
 
懲りずにお付き合いください。

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