スタイルブック Blog

2010年2月アーカイブ

STYLEBOOK スタッフのおしゃれ度

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2月20日放送「日本のデザイン 〜メガネ〜」の回で取材させていただいた "REAL" さん。

ちょうど撮影の頃メガネを壊していた(原因はご想像にまかせます)スタッフの岡くん=眼鏡歴10数年=が「これなら!」と購入したところ...


井上さん、ありがとうございました!

チョコレートという文化

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番組の撮影のため、有名なチョコレート店の看板チョコレートを食べた。ビックリするような味だった。どうビックリって、STYLEBOOKのスタッフが10人食べたら、おそらく8人は「これは僕の中ではチョコレートじゃない」と評するに違いない。

外側はビターなちょっと酸味のあるクーベルチュール、中は強烈なハーブのリキュール。甘さは相当控えめ。きっと二度と食べたいと思わないだろう。

だが、最初にこの味を知っていて、肉料理を食べ、コーヒーで口の中を温め、シャンパンとシガーと一緒に食べたらどうなるだろう。きっとカカオとハーブのそれぞれの香りと味わいが口福の一時へと誘ってくれるに違いない。

いい年の人なら、風変わりな味のチョコレートも一度は食べたことがあるはずだ。しかし、食べるシチュエーションや楽しみ方が分からないがために、これはちょっと・・・と素通りしてしてしまってるのではないかと思う。

 
「日本人は甘いチョコレートしか食べたことがない」「子供や女性が好む甘いおかしで男性はあまり食べない」とよくいわれるが、ヨーロッパの人々には不思議なことであるらしい。フランス人のショコラティエに話したら、「日本の歴史の中で何かあったのか?」と聞かれた。「もちろんヨーロッパでも子供用の甘いチョコレートもあるけど、男性も女性も隔たりなく食べるよ。君たちは食後のコーヒーの後に食べないの?」

確かに日本のチョコレート文化は幼い。数百年の歴史がある国々と「ギブ・ミー・チョコレート」から始まっている国とでは大きな開きがあって当然だと思う。

前述のショコラティエは「年齢を重ねた大人にしか分からない味がある。そんなチョコレートをこそ食べてみて欲しい」と言っていた。

現在の日本では世界中のチョコレート、様々な味のチョコレートが手に入る。せっかくだから、いろいろな味のチョコレートをたくさん楽しんでみたいと思う。バレンタインデーじゃなくても男性がチョコレートを食べ、贈る、そんな日も近いのでは・・・

今回の取材で、フランス人のショコラティエ、イルサンジェーからお土産にもらった「タブレット型のオランジット」がとても美味しかったです。残念ながら日本では未発売ですけど・・・

今回ご紹介するお店・ブランド
〈ピエール マルコリーニ 銀座〉
 住所:東京都中央区銀座5-5-8

〈ル・ショコラティエ・タカギ〉
 住所:東京都世田谷区深沢4-18-14

〈デルレイ カフェ&ショコラティエ〉
 住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ 本館3階

〈イルサンジェー〉
〈ジョエル・デュラン〉

スタイルブック
「チョコレート 〜毎日がバレンタインだったら」
2月13日(土)よる11時30分

今夜はスープ特集

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今回ご紹介するのは...
吉祥寺 カフェロシアの〈ボルシチ〉、新宿 ピッチーファーの〈トムヤムクン〉、麻布十番 グレイスの〈サムゲタン〉、丸の内 グランド・セントラル・オイスター・バー&レストランの〈クラムチャウダー〉、南青山 シェ ピエールの〈ブイヤベース〉

名前を見るだけでも温まりませんか?


スタイルブック
「皿の上の魂 〜世界のスープ〜」
2月6日(土)よる11時30分放送

本物のスープって何だろう

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おそらく世界の国の数だけ、もしかしたら村の数だけあると思われるスープ。そのすべてに文化や風習が込められているのが面白い。

かつて、ある番組の取材で中国・雲南省に行った際の事。

日本人は私だけという撮影スタッフとともに夕食を食べる事になったのですが、訪れた少数民族の住む小さな村にはレストランはなし。

しかし、撮影にくる事を楽しみにしてきた村の人々は豪華な晩餐を用意してくれていました。レストランの代わりとなった場所は村の長老宅の庭。振る舞われた料理はその村の郷土料理。

そこで驚いたのがスープでした。
名産の筍と鶏のスープ。それを聞かされた時、「これは楽しみ」と期待しました。

ところが出てきたものは...
器には溢れんばかりに入れられた濁った汁。その汁の水面から鶏の頭が飛び出ている。しかも、私の方を向いている。

他のスタッフのスープには足や胸肉が入っていて首は入っていない。私のスープだけ様子がおかしい感じなのだ。

「なんですかコレは?」
そう私は尋ねました。

通訳を介して現地の人は笑いながら、こう答えてくれました。
「私たちの村では一番偉い人に頭を差し上げるのだ」と。
わざわざ日本から訪ねてきた僕はそう見られたらしい。

そう聞かされたら食べなければ。偏食のまるでない私にとって、そういったスープもそれほど苦にはならないのだが、長く煮込まれて肉も殆ど付いていない頭は食べ方が分からない。

「そのまま口の中に放り込め」
「!?」
「歯で噛み割って、中の脳みそだけ食べればいい」
「!!」
「元気になるから」
「・・・」

味は美味しかったです。
たしかに活力もわき、健康にもなりました。ただ驚いただけです。

郷に入っては郷に従え。とはよく言ったものです。その文化、風習に馴染むためはスープを飲むのが一番です。

 
スタイルブック
「皿の上の魂 〜世界のスープ〜」
2月6日(土)よる11時30分放送