STYLEBOOK第217回目のテーマは「文化財に暮らす」

東京駅が再び開業当時の姿に戻るまで、あと２年。
その隣では、使命を終えて消え行く建物がある。
歴史的な名建築を、どう維持し保存するか。
その一つのあり方を示す例がある。

文化財の素晴らしさは、暮らしの中でこそ見出せる。
保存の名のもとに、人々を拒絶し、囲ってしまうことが
本当に、その建物のためになるのだろうか？
時代に抗いながら、日々の暮らしで生き続ける建築こそが、
僕らにとって本当に大切な文化財なのではないだろうか。

暮らしの中で接してみて、初めてその価値に気付くものも多いだろう。
眺めて鑑賞するだけでは、建物の本当の価値はわからない。
いたわりながら、使い続ける。
そこで生まれる愛着こそが、名建築を守れるハズだ。

【問い合わせ先】

明治生命館　
明治安田ビルマネジメント丸の内センター
電話０３－３２８３－９２５２（一般の問い合わせ先）
千代田区丸の内２－１－１　
一般公開は土日１１－１７時（正月３が日、大晦日他にも休館日あり）
無料

老舗花重　
電話０３－３８２２－２７５１
台東区谷中７－５－２７
９－１８時(営業時間)

高島屋・東京店
電話０３－３２１１－４１１１　
中央区日本橋２－４－１　
１０－２０時（営業時間）
※応募が殺到しているため放送では明言してないが、見学ツアーが月に１回ある。
事前申し込みが必要。所要時間６０分程度　無料。

西御門サローネ　
電話０４６７－２３－７４７７　
鎌倉市西御門１－１９－３　
イベント貸し出し以外に、一般公開も週１でしている。
月曜日１１－１６時
入館料５００円