インタビュードキュメント 勝負の瞬間(とき) アスリート×二宮清純 スポーツ界には、現代日本を代表する人間像がある。アスリートには、新しい発想と戦略を感じる・・・。

30歳目前に目覚めた男!ロンドン五輪ではメダルを狙う 陸上やり投げ・村上幸史

2012年のロンドン五輪で、日本人としてはハンマー投げの室伏広治に次ぐ陸上投てき種目競技でのメダル獲得を、大きく期待されている男がいる。村上幸史、30歳。「やり投げ」で日本選手権11連覇中のアスリートである。五輪にはアテネ、北京と連続出場したものの、いずれも予選落ち。ところが、昨年のベルリン世界陸上で銅メダルを獲得して以来、スーパー陸上2位、アジア選手権優勝と、世界のトップと肩を並べる結果を出し続けている。
「勝負の瞬間(とき)」第16回は、この村上幸史に二宮清純がロングインタビューを敢行。
前途有望な野球少年だったという彼はなぜ、やり投げの道を選択したのか? そして何が彼を、世界のトップを狙うアスリートへと変貌させたのか?

見どころ

やり投げとの運命的な出会い
瀬戸内海の小さな島で、毎日のように地魚を食べて育ったという純朴な少年時代。地元の強豪高校からも勧誘があったという野球少年は、運命的な出会いをきっかけに、やり投げ競技に身を投じた。時速150kmを超える速球も投げられる肩の強さ、世界一ともいわれる助走 スピード・・・高い身体能力と技術を生かした村上独自のやり投げスタイルに迫る。

五輪連続予選落ち~世界のトップを狙える男に!
決勝進出の叶わなかった北京五輪の後、村上は引退すべきか悩んだあげくに現役続行を決断。翌年のベルリン世界陸上で、やり投げの日本人選手として初めて表彰台に立った。彼を覚醒させたのは、「槍を自分から投げに行かない」という逆転の発想だった。世界の舞台では何度も厚い壁に跳ね返されてきた男が、世界陸上銅メダリストになるまでの秘話を語る。

意外な素顔~ロンドン五輪への決意
身長185cm、体重90kgの屈強な男が、苦手とするのが東京の人混み・・・。大好物は白御飯にサバの味噌煮・・・。世界と戦うアスリートの知られざる素顔とは?
そして、メダル獲得が大いに期待されるロンドン五輪。32歳で迎えるアスリート人生の集大成に向けた想いに迫る。

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