インタビュードキュメント 勝負の瞬間(とき) アスリート×二宮清純 スポーツ界には、現代日本を代表する人間像がある。アスリートには、新しい発想と戦略を感じる・・・。

KOダイナマイト 鉄の拳をもつ男 内山高志(うちやま たかし)

WBA世界S・フェザー級チャンピオン内山高志。16戦無敗13KOという驚異のKO率を誇り“KOダイナマイト”と称される。高校でボクシングを始め、国体でも好成績を残すが、大学進学後しばらくは補欠にも選ばれなかった。25歳でプロデビューし、30歳で世界王者になった遅咲きのチャンピオンが10年近く舞台にしてきたアマチュア界での経験、そしてプロ転向後の知られざるエピソードを明かす。さらに、対戦相手を恐れさせる破壊力抜群の強打、そしてそれを支える卓越したテクニックの秘密に二宮清純が鋭く迫る。

 

見どころ

下積み秘話を語る
 ボクシング推薦で入った大学では、補欠にも選ばれず同級生の荷物番までやらされていた内山。人一倍負けず嫌いという精神力で2年生からはレギュラーに。この頃から、現在の内山の武器でもある強打の片鱗をみせ始めた。

アマチュア時代の挫折からプロとしての復活へ
 大学で全日本選手権を制し、アテネオリンピックを目指すが、最後の最後で判定負けを喫し、その道が閉ざされる。一度はボクシングをやめ、サラリーマンとなった内山が、再びグローブをはめてプロとして世界を目指すようになった理由とは?

16戦無敗13KOその拳の破壊力を徹底分析
 「鉄を埋め込んでいるのでは?」と冗談を言われることもある、硬くて厚い拳。そして、ノーモーションからの正拳突きのようなボディブローと、10を超えるパターンを持つ変幻自在のジャブ。最強チャンピオンが、実演でそのテクニックを明らかにする。

次の防衛戦に向け対策は?その心境を語る
 25歳でプロ入りした遅咲きのチャンピオン内山。今でも年々、スタミナ、体力、パワー、技術が上がっていると話す。これに経験を加え、あと3~5年くらいはどんどんレベルアップしていきたいと語る31歳の王者が次に迎える相手は暫定王者のホルヘ・ソリス。次回に予定されている3度目の防衛戦に向けて現在の心境を聞く。

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