インタビュードキュメント 勝負の瞬間(とき) アスリート×二宮清純 スポーツ界には、現代日本を代表する人間像がある。アスリートには、新しい発想と戦略を感じる・・・。

2010年セリーグ投手部門3冠王に輝く 広島カープ若きエースの野球哲学・前田健太

2010年、史上最年少でセ・リーグ投手部門3冠(最優秀防御率、最多勝、最多奪三振)を獲得し、沢村賞にも輝いた広島東洋カープの若きエース前田健太。田中将大や 坂本勇人そして斎藤佑樹など、同期に強力なライバルも多いが、昨季は実績面で彼らの一歩前に出た。彼を覚醒させた、昨年4月のヤクルト戦で投じた一球、 また、その一球を生んだ陰のファインプレーについても語られる。
周囲に何を言われようと曲げない「球数を投げ込まない」という調整法、 ダルビッシュとの夢のような投げ合いで学んだことなど彼の野球哲学に迫りつつ、生まれ育った岸和田での少年時代や、プロ顔負けの野球理論を学び、人間としても成長させられたPL学園での学生時代など、 前田健太の歩んできた道のりを振り返る。「ランナー2塁はピンチではない」と豪語する精神力の強さも明らかに。
背番号18というエースナンバーに育てられたという、 若きエースの素顔や本音が明らかになる。

 

 

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