インタビュードキュメント 勝負の瞬間(とき) アスリート×二宮清純 スポーツ界には、現代日本を代表する人間像がある。アスリートには、新しい発想と戦略を感じる・・・。

竹下佳江(バレーボール日本代表・JTマーヴェラス所属)

"世界最小最強セッター"との呼び声高い、全日本女子バレーボールの司令塔・竹下佳江。今やチームに欠かせない存在の彼女だが、2000年にはシドニーオリンピック予選で敗退し、その責任を負わされた。いったんは現役生活に別れを告げたものの、やはりバレーボールへの思いは断ち切れず、復帰。今、再び全日本の司令塔として世界に挑んでいる。失意の底から甦り、自らの居場所をつかむまでの道のりを二宮清純がロングインタビューした。

 

見どころ

挫折からの復活
「159センチ」の世界最小セッター竹下佳江の20年を越えるバレーボール人生。そこにはシドニーオリンピックの出場を逃して戦犯扱いされ、封印したかったと明かすほどの壮絶な過去があった。一度はバレーボール界から身を引き、ハローワークへ通っていた竹下を、再びコートへと引き戻した出来事とは?

IDバレーの秘密
昨年の世界選手権で32年ぶりのメダル(銅)を獲得した全日本女子。その躍進の秘密はいったいどこにあったのか。眞鍋政義監督が掲げる"IDバレー"の頭脳とも言える竹下が王国復活への狼煙をあげた"火の鳥NIPPON"の知られざるエピソードを語る。さらに代表メンバーの意外な素顔も明かした。

リーダーシップ論
東京オリンピックで初の金メダルに輝いた"東洋の魔女"の司令塔・河西昌枝、"ネット際の魔術師"と呼ばれ、モントリオールで金メダルをもたらした松田紀子、そして史上最年少15歳で全日本入りしロス五輪銅メダルの原動力となった中田久美――。全日本女子が世界の強豪に名を連ねるとき、そこには必ず名セッターの存在があった。それだけセッターというポジションの責任は重いということだ。長年、全日本の司令塔を務めてきた竹下もまた、その重責を背負い続けている。しかし、それでも彼女は「生まれ変わってもセッターをやりたい」と言う。そこまで彼女を引きつけるセッターの魅力とは?
またチームリーダーとして自身のプレーを追求しながら、同時に管理職のようなポジションを務め続けてきた竹下が、自身の考えるリーダーシップ論を披露する。

見どころ
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