建物遺産~重要文化財を訪ねて~

建物遺産~重要文化財を訪ねて~

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番組概要

明治、大正、昭和初期・・・時をへてもその価値が生き続けている。
“歴史的文化財”に指定された近代建築の美しさを余すことなくご紹介します。

放送内容

【2017年10月13日(金)、2017年10月20日(金)】
旧中筋家住宅 Ⅰ Ⅱ

旧中筋家がある和佐地区は、東に高積山(標高237m)がそびえ、北に紀ノ川が流れる穀倉地帯。熊野三山に向かう熊野古道が南北に通っている。旧中筋家住宅は、東西40m、南北57m、約2200平方メートルの敷地で周囲に土塀がまわっている。敷地の東と南側には水路がめぐり、東側は熊野古道に面している。明治まで代々大庄屋を務め、8代・良秘(よしやす)が現在の主屋を建築した。主屋は、紀州藩からの使者や来客をもてなす20畳敷の大広間、3階の望楼などが特徴。主屋のほか表門、御成門、長屋蔵、北蔵、内蔵が重要文化財に指定されている。

次回の放送予定

【2017年10月27日(金)、2017年11月3日(金)】
富山県庁舎本館 Ⅰ Ⅱ

昭和5年(1930)に火災で焼失した旧県庁舎の復興建築。鉄筋コンクリート造(一部、鉄骨鉄筋コンクリート)4階建(一部、5階)、平面は中庭のある横日の字型、北正面中央部に斜道がある車寄せが付き、2階が玄関となる。外観は花崗岩を張り、その上にスクラッチタイルを張る。庇や壁頂にテラコッタを飾る。内部のホールや大階段にテラゾー(人造大理石)や大理石が使われ、知事室や特別室などは当初の内装を残している。設計は、国会議事堂や旧文部省庁舎も設計した大蔵省営繕管財局工務部長・大熊喜邦で、シンプルながら左右対称の豪壮なデザインを採用した。威厳と風格のある堂々とした富山県戦前期を代表する大規模建築である。

日本管財株式会社