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#314

旧中筋家住宅ⅠⅡ

旧中筋家住宅

旧中筋家がある和佐地区は、東に高積山(標高237m)がそびえ、北に紀ノ川が流れる穀倉地帯。熊野三山に向かう熊野古道が南北に通っている。旧中筋家住宅は、東西40m、南北57m、約2200平方メートルの敷地で周囲に土塀がまわっている。敷地の東と南側には水路がめぐり、東側は熊野古道に面している。明治まで代々大庄屋を務め、8代・良秘(よしやす)が現在の主屋を建築した。主屋は、紀州藩からの使者や来客をもてなす20畳敷の大広間、3階の望楼などが特徴。主屋のほか表門、御成門、長屋蔵、北蔵、内蔵が重要文化財に指定されている。