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#354

旧青山別邸 I II

青山家は明治から大正期にかけて、ニシン漁で巨万の富を築きあげた。その三代目・政恵が大正6年から6年半余りの歳月をかけ、大正12年(1923)に完成させた別荘。約1500坪の敷地内に木造2階建て。建坪は190坪。内部は部屋が18室あり、春慶塗が随所に施され、北前船で運ばれた銘木を用い、和・洋の意匠が部屋毎に違えて見られるなど、贅を凝らしている。また襖絵や書は当代一流の画家・書家によって描かれている。