辰巳琢郎の家物語 リモデル★きらり
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三浦半島に住むあっと驚くマジシャンの家

今回は特別編として、日本人初のクロースアップ・マジシャン、前田知洋さんのお宅を訪ねます。前田さんが暮らすのは、神奈川県の三浦半島。湘南の海や豊かな緑に囲まれたこの辺りは都内からのアクセスもよく、別荘地としても人気のエリアです。都会の喧噪を離れて暮らしたかったという前田さんが見つけたのは、もともと、ある会社の保養所として建てられた物件でした。以前のオーナーがこだわりぬいて作ったというこの物件を、一目見て気に入った前田さん。保養所という特別な目的で建てられていたため、住宅として使うには必要のない設備もありました。また、オーナーから物件を譲り受ける際に、愛着のある家を壊さずに住み継いで欲しいという条件も出されていました。実は前田さんは、建築雑誌にエッセイを寄稿するほどの建築通。その知識もさることながら、華麗なカードさばきでもわかる通り、手先も大変器用でいらっしゃいます。そんな前田さんプロデュースのもと、元のオーナーとの約束を守り、建物が持つ良さを残しながらも、マジシャンならではのアイデアを活かして、ご自身の好みやライフスタイルにあった家へとリモデルすることにしたのです。アンティークの小物や絵画が並ぶ、まるで海外の高級ホテルのような部屋で、とっておきのマジックも披露していただきました。
以前の前田邸は玄関を入るとすぐ、20帖の和室が広がっていました。宴会場として使われていたこの部屋ですが、畳をすべてはがし、重厚感あふれるカリン材を敷き詰めて、和の空間から西洋風へとイメージを一新させました。その一隅には、前田さんお気に入りのアンティークや絵画が、白い壁を背景に美しく飾られています。ここは前田さんがお客様にマジックを披露する場所になっており、取材や撮影が行われることもあるそうです。
読書好きの前田さん自慢の蔵書が並ぶライブラリーには、遊び心あふれるトリックが隠されていました。壁に掛けられた、一見すると何の変哲もない鏡。それを手前に引くと、なんと奥へと続く通路が現れるのです。こんなところでもゲストを楽しませてくれるなんて、さすが前田さんですね。
どこよりも落ち着く我が家は、新しいマジックを考えるにはうってつけの場所。ここで生まれたトリックで、これからも私たちを驚かせてくれるに違いありません。

 
 
 
 
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