辰巳琢郎の家物語 リモデル★きらり
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子育て家族に向けて設計 ショールームにもなる高輪の家

かつて、江戸の玄関口だった東京都港区高輪。現在の国道15号線沿いにある石垣は江戸時代、街の治安を守るため、東海道の両側に築かれたもので、当時は大きな木戸が付いていたと言われています。また、忠臣蔵ゆかりの地・泉岳寺には、あの赤穂浪士四十七士の墓があり、今でも多くの歴史ファンが訪れています。
今回は、築44年のマンションをリモデルしたDさんのお宅を訪ねます。ご主人は、物件探しから、設計・施工までサポートする会社を主宰する建築家。友人の紹介で知り合った奥様と結婚後、賃貸マンションに暮らしていましたが、子どもが生まれたのをきっかけにマンションを購入し、自らリモデルすることに。現在は奥様と2人の子どもの4人暮らし。家族の10年、20年先の姿を想像しながら、「子どもがのびのびと成長できる家」をコンセプトに設計し、自分の会社のショールームとしても使えるよう、リモデルしました。
以前は、3LDKに細かく仕切られ、床面積が100㎡近くあるにも関わらず、広さを感じられなかったD邸。子どもが小さいうちは、個室は必要ないと割り切り、リビングをキッズスペースと一体にすることで、およそ33帖の広く開放的な空間を実現しました。また、天井から床まではホワイトオーク材を統一して使用し、木に包まれたあたたかい空間を演出しています。以前は、梁や柱が目立つ昔の作りだったので、それを活かしベンチを兼ねた机を設け、空間が美しく見えるようにしました。
リビングの隣にあるキッズルームはRの壁でゆるやかに仕切り、壁の一部には、子どもが上下に移動しながら様々な高さから楽しめる、ボルダリング・ホールドの仕掛けを作りました。キッズルームの水色の壁は、子どもの集中力を高めると言われているそうです。また、将来、子ども達の個室が必要になった時は、間仕切り壁を入れられるよう、梁と壁の間に溝を設けました。以前はリビングと分断されて、暗く狭かったキッチンは壁を取り払い、明るく開放的な空間に。コの字型のカウンターキッチンは作業スペースが広く、カウンター下に食洗器やゴミ箱を組み込み、面材を貼って、すっきり見せています。子どもをのびのびと遊ばせながら、常に見守られるように作業ができるようになりました。どこからでも家族の気配が感じられるようになった空間で、子どもたちの成長を楽しめるモデルとなりました。

設計担当:株式会社エキップ
http://ekip.co.jp/

 
 
 
 

【平面図】

■1階

Before

After

Before After
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