イタリア北西部・アルプスの麓に広がるピエモンテ州は、シチリアに次ぐイタリア第2の面積を持ち、変化に富んだ自然、多彩な歴史と文化、グルメの宝庫です。日本人が多く訪れるミラノからちょっと足を伸ばすだけで、さまざまな魅力に触れることができるまさに「とっておきのイタリア」。州都・トリノと言えば誰もが思い浮かべるのはトリノオリンピックでのフィギュアスケート・荒川静香の金メダル。
実は、彼女は今、この思い出深い地、ピエモンテの観光大使を務めています。荒川静香がトリノ、そしてピエモンテ州の各地を訪れ、その尽きない魅力を探ります。
ピエモンテ州の州都・トリノはサヴォイア王家が統治した地。1861年のイタリア統一の際は最初の首都が置かれたいわば「古都」。2011年はイタリア統一150周年の記念すべき年にあたり、様々な祝賀行事が予定されています。
トリノのもう一つの顔は工業都市。サヴォイア王家の時代から様々な近代工業が奨励され、ヨーロッパ有数の工業都市として成長してきました。
トリノ郊外の静かな町、ヴェナリア・レアーレ。そこにはサヴォイア王家の宮殿が残っています。「イタリアのヴェルサイユ宮殿」とも言われる荘厳にして壮大な宮殿は、17世紀に25年の歳月をかけて建設されました。そこには華麗なティアラ、鏡台など王家の女性たちが使用したものが展示されています。
ピエモンテ最北、スイスとの国境も近いリゾート地・マッジョーレ湖。アルプスの山々が目前に広がるこの地は、イタリアやスイスだけではなく、ドイツなどヨーロッパ各地からリゾートを楽しむ観光客が訪れます。湖には三つの島が浮かび、中でもその名も「漁師の島」イゾラ・ペスカトーリは湖で採れた新鮮な魚介類を楽しむことができます。
旅の最後は荒川静香がお世話になった人々、そしてピエモンテの地への感謝を込めて、トリノオリンピックで金メダルを獲得した「トゥーランドット」に乗せて、再び華麗な演技を見せます。
*番組および当サイト内の情報はすべて取材時点(2009年8月~9月)のものです。
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イタリア政府観光局公式サイト・ピエモンテ州のページ
http://www.enit.jp/province/piemonte.html