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#17

席亭:松倉由幸(まつくら・よしゆき)

都内に4つある落語定席の寄席の1つ、浅草演芸ホールの席亭・松倉由幸さん。
なんと浅草演芸ホールは1年365日、1日も休みなし!
いつ来ても落語が聞ける場所でありたい、と、松倉さんはスタッフと一緒に寄席の運営を支えています。
席亭が行う最も重要なこと、それは出演者を決める仕事「顔付け」。
席亭同士で芸人さんの取り合いになり、鍔迫り合いの様な駆け引きが繰り広げられるのだとか。
そもそもは、戦後、焼け野原だった浅草で松倉さんの祖父がストリップ劇場『浅草フランス座』を創建。
1964年、フランス座に併設する形で浅草演芸ホールを作ったのが始まりでした。
戦前から日本のエンターテインメント発祥の地であった浅草に、再び演芸の灯をともしたい・・・。
その想いは、三代目・席亭の松倉さんにも受け継がれています。
そんな松倉さんが、今も胸に刻む大切な思い出。それは…昭和の名人の1人、三代目・古今亭志ん朝師匠と過ごした最後の夏。『生半可な気持ちでこの仕事を続けられない』
そう松倉さんが感じたのはなぜでしょうか・・・?
365日、笑いに包まれる寄席を支えるプロの姿をご紹介します。