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#29

摺り師:鉄井裕和(てつい・ひろかず)

浮世絵制作の最終工程、摺り。彫り師が彫った版木を使い、絵師が描いた作品と同じに色を『きめ込んでいく』のが摺り師・鉄井裕和さんの仕事。
「摺り師の仕事は印刷機と同じなので、全部同じ調子で仕上げなければいけないのが難しい」と語ります。浮世絵に使われる和紙は繊維が強く、摺り重ねても破れる事がない分、摺り師にかかる負担は大きく、体力勝負なのだとか。
摺り師歴13年。29歳で摺り師だった父に弟子入りした鉄井さんの忘れられない瞬間とは・・・?
「現代なりの浮世絵は必ずある。」
と語る鉄井さんの伝統技術を受け継ぐ決意を紹介します。