ORIANTHIインタビュー
Q:マイケルの曲はよく聴いていたんでしょう?
もちろん。ずっと彼の大ファンだったしね。
Q:それじゃ、彼の曲を演奏するのは楽勝だったんじゃない?
楽勝とは言えないわ。エディ・ヴァン・ヘイレンのような天才には程遠いし、マイケルと共演した他のギタリストにもスゴイ人はたくさんいる。たとえばジェニファー・バテン(Jennifer Batten)とかね。私があんな才能あるギタリストたちと同じように、マイケルのために演奏するなんて考えられないことだって思ったわ。自分が彼らの穴を埋められるとは思えなかったけど、マイケルは私自身の演奏スタイルを引き出してくれた。だから全力を出したかったの。
Q:マイケルとのリハを経験したことから、どんなことを学んだ?
彼はすべてのギター・パーツやサウンドに細かくこだわる人だったので、演奏自体がステップアップしたと思う。それにステージにおけるエネルギーの発散の仕方や、観客の惹きつけ方も勉強になったわ。演奏している時、私はつい自分の手元ばかりを見てしまうクセがある。でも彼からは、観客を意識して顔を上げるよう言われたわ。
Q:演奏姿勢だね?
そして彼がいることを常に意識し、お互いの絡み方も教えてもらった。すごく勉強になる経験だったわ。
Q:言わばマイケルは、君の今後の音楽人生の方向づけをしてくれたって感じかな? どう思う? マイケルとは音楽的には短い関わりで終わってしまったけど、彼は君の音楽の方向性を形作ってくれたんじゃない?
確かに彼がツアーに起用してくれたことは、大きな転機だったと思う。一緒に仕事ができて、本当に幸運だったと感じているわ。
Q:彼の死を知った時、どんな気分だった?
皆と同様、ひどくショックを受けたわ。同じ音楽仲間として3ヶ月も一緒に仕事をこなし、とても結び付きが強くなっていたからなおさらだった。皆が彼の大ファンだったし、リーダーとして彼のことを尊敬していたしね。とてもいい人だったから、知らせを聞いた時はショックだった。死を受け入れるまでには時間がかかったわ。映画を見ていると、彼との素晴らしい時間が懐かしく思い出される。
