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#24

”Athlete” 加納慎太郎(車いすフェンシング)
”With” 馮英騏(フンインキィ)(日本代表ナショナルコーチ)

端正な顔立ちで強敵を倒していく「車いすフェンシング界のイケメンアスリート」
加納慎太郎(33)。2013年に競技を始め、今では国内ランキング1位。
世界ランキング27位(フルーレ)と急成長しているアスリートだ。

車いすフェンシングは車いすを固定し上半身だけで競技するため、
スピードと駆け引きが勝敗のカギを握る競技。
種目は通常のフェンシングと同様、「フルーレ」「エペ」「サーブル」の3つがある。
(剣の種類やポイントの獲得方法、有効範囲などが異なる)

加納は16歳の時バイク事故で左足を切断。
一時は絶望の淵に立たされていたが、車いすフェンシングと出合い、希望を見出す。
元々剣道をやっていたため剣術の心得は多少あったものの、
車いすフェンシングは日本での競技人口が少ないことから練習相手を見つけることも困難。加納は練習方法も分からず、思うように上達できずにいた。

そんな加納が出会ったのが元香港代表で、パラリンピック5つの金メダルを獲得した
車いすフェンシング界のレジェンド・馮英騏(フン・イン・キィ)(38)。
2016年から日本代表コーチを務め、キィコーチの愛称で親しまれている。

キィコーチは剣の持ち方などゼロから加納を指導し、フェンシングの基礎を作ってくれた。
コンパクトかつスピーディーなスタイルを徹底して身につけ、
加納はメキメキ成長していった。

ロンドン・リオと2大会連続でパラリンピックに誰も出場できていない日本。
東京パラリンピックに出場するべく、猛特訓を行う加納とキィコーチに迫る。

加納慎太郎(33)

1985年3月2日 福岡県生まれ。
16歳の時にバイク事故で左足を切断。
28歳の時、障がい者スポーツを知り、剣道と同様に剣を扱う車いすフェンシングを始める。
2016年ヤフー株式会社に入社。
東京で勤務しながら、京都の練習場へ通っている。
2020年の東京パラリンピックへの出場を目指し日々練習を続けている。

馮英騏(38)

1980年2月7日生まれ。
車いすフェンシング 元香港代表。
シドニーパラリンピックとアテネパラリンピックに出場し合計5つの金メダルを獲得。
現役引退後、2016年から日本代表ナショナルコーチとして指導している。