留さんのニッポン焼き物紀行

留さんのニッポン焼き物紀行

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放送内容

「長野・高遠焼」

今回の「留さんのニッポン焼き物紀行」ではナビゲーターの福留功男さんが200年の歴史をもつ長野県伊那市高遠町・高遠焼の魅力に迫ります。
まず高遠町歴史博物館で歴史を学びます。高遠城に水を引くために美濃から陶工を呼び、土管を作ったのが高遠焼の始まりであることを知ります。昭和の中頃に衰退し、窯の火が一旦とだえるものの、昭和50年代に唐木米之助という陶工が復活させます。
今回、福留さんが訪れた現代の名工は唐木米之助のお孫さんで白山窯2代目浦野真吾さん。
現在、高遠の地では陶器を作るための土があまり取れないことから、浦野さんは他の地域の土をブレンドして成型し、最後に高遠の土を表面に塗り、高遠焼の風合いを出していました。高遠焼の特徴は釉薬。高遠城跡が桜の日本3大名所になっていることから地元の特徴をだしたピンク色の釉薬や青、緑など色鮮やか。浦野さんは伝統を守りつつも新しい釉薬に取り組んでいました。福留さんも高遠の土を表面に塗る作業を体験します。
長野県伊那市の街歩きでは大根おろしと味噌で食べる高遠そばと名物高遠まんじゅう、さらに伊那市の三大珍味イナゴ、蜂の子、ザザムシをいただきます。
そして浦野さんの器に盛られた地元の食材を使った絶品料理と地元のお酒に舌鼓。