高橋英樹の名画の謎解き!歴史ミステリー 日本画の巨星 安田靫彦

高橋英樹の名画の謎解き!歴史ミステリー 日本画の巨星 安田靫彦

お知らせ

【放送日時】
2016年4月23日(土)ごご12:30~1:00放送

番組概要

歴史好き名優・高橋英樹が、“歴史画”の大家にして近代日本画の巨匠・安田靫彦(ゆきひこ)の世界と出会う!
一本の線描に込められた巨匠の思い、画に隠された歴史考証への執念を解き明かす、名画歴史ミステリー。

日本を代表する画家・安田靫彦。その名は知らなくても、切手にもなった「飛鳥の春の額田王(ぬかだのおおきみ)」、源頼朝・義経兄弟の運命の再会を描いた重要文化財「黄瀬川陣」など印象深い作品を、誰もが一度は目にしたことがあるだろう。安田靫彦は「歴史画」というジャンルを確立し、横山大観、下村観山といった近代日本美術の大家たちの次世代の画家として、日本美術界が苦難の道を歩んだ戦中・戦後を生き抜いただけでなく、1949年に焼損した法隆寺金堂壁画の再現模写事業に尽力したり、女性として初めて日本美術院の同人となった画家・小倉遊亀の生涯の師であったことなど、昭和の美術界に非常に大きな業績を残した画家である。「美しい線」、「澄んだ色彩」、「無駄のない構図」といった日本画のイメージは、安田靫彦が作ったといっても過言ではない。

安田靫彦を知ること、それは、いかに日本のいにしえと向き合い、日本文化のルーツを探求し、それを作品へと昇華した試みを知ることだといえる。そして、それを見る私たちにとっては、自分のルーツと向き合い、明日への道筋を再確認することにもつながるはず。 番組では独自の視点で、靫彦が込めた歴史画への思いやその意味を検証。

番組ナビゲーター・高橋英樹は、作品の題材ともなっている武将たちを数多く演じ、靫彦の作品にはことさら深い思いがあるという。高橋自身が靫彦の作品と出会ったことで、役者として、アーティストとしての原点を改めて知らされる。靫彦の作品の素晴らしさや思いを大いに語りあう。

展覧会特設サイトはこちら