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#233

ステンドグラスきらめく大邸宅
〜武家が建てた近代洋館「旧本多忠次邸」〜

今回は、愛知・岡崎に建つ「旧本多忠次邸」を訪ねます。この邸宅は、江戸中期から岡崎藩主を務めた本多家17代当主・忠敬氏の次男である忠次氏が、昭和7年に東京の世田谷に建てた豪壮な洋館です。施主である忠次氏が亡くなった後、邸宅は取り壊しが検討されましたが、保存を願う多くの声に後押しされて、本多家ゆかりの岡崎市に移築復元されました。スパニッシュを基調としながらも、チューダー様式やライト風のスクラッチタイルを取り入れたこの洋館には、施主・忠次氏の意向が強く反映されています。当時話題になっていた近代建築をつぶさに見て回り、家の特徴的なデザインや建築家、さらには施工会社までつぶさに調べ、自らが理想とする洋館を造り上げました。玄関を入るとそこにはアール・デコ風の主階段が現れ、昭和初期の最新デザインにも精通していた忠次氏の建築に対する追求心の深さが伝わります。各部屋の意匠も部屋ごとにテーマを変えていますが、特筆すべきは家具や照明、ステンドグラスなどのほとんど全てに、世田谷時代のオリジナルが残されていることです。それらのデザインを含めて愛情込めて造り出したこの家は、当時最新の上流住宅を知る上で貴重な資料となっています。

360°画像

#233_旧本多忠次邸 主階段 – Spherical Image – RICOH THETA


旧本多忠次邸 主階段

#233_旧本多忠勝邸 食堂 – Spherical Image – RICOH THETA


旧本多忠勝邸 食堂

#233_旧本多忠勝邸 日光室 – Spherical Image – RICOH THETA


旧本多忠勝邸 日光室

取材先情報

旧本多忠次邸
愛知県岡崎市欠町足延40番地1
TEL:0564-23-5015
開館時間:午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日以後の最初の休日でない日)、
1月1日から3日、12月29日から31日、展示替期間
入館料:無料(企画展等開催期間中は有料となります)
アクセス:【バス】名鉄東岡崎駅の2番バスのりばから
東公園口方面行きに乗車「東公園口」下車徒歩3分
【車】東名高速道路「岡崎インター」から約5分(1キロメートル)
岡崎インターを名古屋方面に向かって出られますと、
最初の交差点である「岡崎インター西」は右折できませんので
ご注意ください。
駐車場:専用駐車場はありません。東公園の駐車場
(南、東、北各駐車場の合計収容台数約400台)をご利用ください。
土曜日、日曜日、祝日、また東公園で催事が行われている時期は
駐車場が大変込み合います。なるべく公共交通機関をご利用ください。
※東公園にはバスの駐車場がありません。バスを利用される団体様は
事前にご連絡いただき、乗降場所等についてご確認ください。