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#264

学者家族がつなぐ明治の家
~東京目白台「村川家住宅」~

東京都文京区に残る「村川家住宅」を訪ねます。村川家住宅は、日本における西洋古代史研究の礎を築いた学者・村川堅固が、明治44年に建てた住居です。広い敷地内には主屋、洋館、離れ、そして石蔵が建ち、今も現役でご家族が暮らしています。家の規模としては、いわゆる中流層に属しますが、昭和に入ってから確立する「中廊下型」と呼ばれる家族中心の間取りを、すでに明治後期に取り入れていました。玄関の隣には最も格式の高い床つきの座敷が配置され、家族の生活エリアとは交わらないようにゾーニングされています。明治後期の中流層住宅として、今もほぼ当時のまま残る村川家住宅を今回、特別公開。現代の住居につながる先駆けともいえる貴重な家です。

 
案内人:内田青蔵(神奈川大学工学部教授)

取材先情報

・村川家住宅
 ※個人宅につき一般公開はしておりません。