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#268

住職の思いがつなぐ奇跡の茶室
~東京・広尾 香林院「雲中庵と自久庵」~

今回は東京都渋谷区広尾の香林院に残された2軒の茶室を訪ねます。香林院は、大給(おぎゅう)松平家の菩提をともらうために江戸時代前期に建立された寺院です。その境内には、「雲中庵」と「自久庵」という茶室が残されています。雲中庵を造ったのは、茶室造りの名人として名高い仰木魯堂。この茶室は、一時現存しないと思われていた時期がありました。一方自久庵を建てたのは、宮北早春という茶人。じつは2人とも香林院境内の借地に家を建て住まいとし、近年まで子孫が住んでいたため、茶室の存在が明らかになったのは寺に返還されてからのことです。かなり老朽化していた2つの茶室は、住職の意向で修復し甦りました。震災と空襲を免れ、取り壊されることもなく現存する雲中庵と自久庵は、まさに奇跡の茶室です。
 
案内人:小沢朝江(東海大学工学部教授)

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藁座わらざ
開き戸の軸を受けるために、とりつける材。

360°画像

#268_香林院 雲中庵 – Spherical Image – RICOH THETA


香林院 雲中庵

#268_香林院 自久庵 – Spherical Image – RICOH THETA


香林院 自久庵

取材先情報

・香林院
東京都渋谷区広尾5ー1ー21 TEL:03-5467-2963
交通:【電車】東京メトロ日比谷線「広尾駅」より徒歩3分
座禅会:毎週 月曜から金曜 朝7時から
    毎週 日曜 夕方17時から
    予約不要・参加費無料
    開始10分前にお入り下さい。
    途中入退場はお控え下さいます様、宜しくお願いします。
    1回目(25分間)と2回目(25分間)の間に5分間の休憩があります。
    休憩中の入退場は可能です。