熊本県南の山間部にある球磨村。平さんは、佐賀県から移住し、満州から引き上げた高祖父の代から続く農家を継ぐことを決めました。師匠は祖父です。4月は筍の収穫期。一昨年7月の豪雨が球磨川水域を襲い、未だ橋が復旧しない中、川に浸かりながら竹林へ向かいます。「負けちゃいかん」当時の祖父の言葉を今も忘れることはありません。
初夏からは稲作、秋には栗の収穫…豊かな自然と共に生きる、彼の挑戦を追います。