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番組概要

シネアスト4
~記録対談!大林宣彦監督が語る映画の神髄~

「シネアスト」第4弾!
今回は特別編でお届けします。

「転校生」「時をかける少女」などで知られる映画界の巨匠・大林宣彦監督と、
番組MC・安藤桃子監督による、日本映画史に残るプロフェッショナル対談が実現!

まさに新旧映画監督の記録(ドキュメント)。
映画という芸術に人生を捧げた2人にとっての映画とは!?
そもそも映画監督は、なぜ映画を創るのか!?
映画の神髄に迫るドキュメンタリーをお届けします。

■出演
安藤桃子(映画監督)
大林宣彦(映画監督)

■ナレーター
常盤貴子(女優)

放送内容

「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」などで知られ、映像の魔術師とも評される映画界の巨匠・大林宣彦監督と、これからの日本映画界を担う安藤桃子監督による、スペシャル対談が実現!

映画監督同士、プロフェッショナルな目線で語られるディープな映画談義は、大林監督の生い立ちや、黒澤明をはじめとする映画人たちの精神、また過去から現代、そして未来へと続く映画文化を紐解き、「映画とは何なのか?」その神髄に迫ります。

安藤監督は、「大林作品は回想シーンへの入り方が自然。監督の作品のように、私たちは時空を行ったり来たりする生き物だから、さあ色が変わりました、ここから回想です、とするのではなくて、ぱーんと飛んで、またぱーんと帰ってくる監督の手法には、リアリティーがありますよね」と、大林作品に影響を受けたことを話します。

『僕たちは一生懸命映画を作ってき続けたけれども、どこかに無力感があって、どんなふうに役に立っているんだろうと思ってたけど、このごろ若い人たちの作品を見ていると、ああ、伝わったのかなと。僕の作った映画が伝わったわけではなくて、映画そのものが持っているフィロソフィーがようやく伝わってきたのかなというふうに思うんです。』

2016年8月、末期の肺がんで余命3カ月と宣告された大林監督。

戦争とともに過ごした子供時代のあるエピソードは、いまなお、がんと闘いながらも精力的に映画を撮り続ける生き方へと繋がっていました。
「もったいないというのは今でも言葉としてありますが、当時の日本の大人は、平和の時代を生きることのできる子供の未来を奪うことが一番もったいないと思ってくれていました。そういうことに僕は育てられているんですよ」。

映画史に残る対談が、今、始まります。

初回放送日:2019年3月7日(木)