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#48

永六輔 上を向いて歩こう~黒柳徹子が語る“心の友”~

去年7月、戦後の日本芸能界に多大な功績を残した、作家でありタレントの永六輔が亡くなった。草創期のテレビ界に放送作家として活躍し、作詞家としても「上を向いて歩こう」や「遠くへ行きたい」など、戦後を代表する数々のヒット曲を生み、放送作家の枠を越えて作詞家として“昭和の芸能文化”を築き上げた。永の「言葉」とともに、その音楽は昭和を生きた多くの人々に,生きるということの尊さ、生きることの小さな幸せを感じさせた。そして、それこそが「昭和」という時代を作り上げる大きな要素にもなった。
テレビを創り、ラジオというメディアに可能性を見出し、何より昭和の歌謡史にさんぜんと輝く作品を生んだ永は、移りゆく時代をどう捉え、何を思い、何を見つめていたのか…。番組は60年来の友人で、永の最後のテレビ出演となった「徹子の部屋」のパーソナリティー・黒柳徹子をメインに、永と同じ時代を生きた者や、影響を受けた者たちの、永にまつわる証言を取材。時代を彩った名曲をちりばめながら、激動の時代を生き、大衆の心をとらえた男・永六輔の人生を振り返る。